奈良山友会 山行の記録

会行事山行
ロープワーク講習
桜井・白山

 2016年6月18日(土)



< メンバー >
 L.山の家、SL.チョモランマ、SL.三遊亭軟弱、
【沢班】 : buhiko、グスタフ、サカちゃん、ゆう、スノーマン
【山班】 : Teo、RINRIN、リッキー、miichan、虎鉄

< コース・コースタイム >
 大和朝倉駅8:15 − 9:55白山(座学) − 10:25(実地訓練) − 11:45(昼食) ー 
13:00(実地訓練) − 白山16:00 − 17:00コンビニ17:15 − 17:30大和朝倉駅


今日は梅雨の最中というのに雲ひとつ無い青空が広がっている。
天気予報では今日は猛暑日で日中の最高気温も30度を超えるとのこと。
大和朝倉駅8時集合なのだが、肝心のリーダーの山の家さんの姿が見えない。



電話連絡が付いて、今日の昼飯の豚汁が変更になっておでんになったとのこと。
12人分のおでんの具財、コフェル、コンロ等々で荷物が多くなりすぎとても一人で持ちきれないので、
車で現地の白山へ向かうと連絡が入った。

毎度、毎度のことだが、リーダーのみんなに喜んでもらおうという気遣いに頭が下がる。
これで昼食の楽しみが増えた。

駅から人工の杉の植林の中を約1時間あまり歩いた。
講習会場の白山は三輪山と纏向山の間に隠れるように存在する標高480mの岩山です。



山道にさしかかる頃には汗びっしょりで今日の講習会の先が思いやられる。
歩くこと一時間余りで、巻向山奥不動寺に到着。
ここから巻向山と白山に山道が分かれる。

 

分岐点から10分程で杉林が切れたかと思うと、急に目の前に風化した花崗岩様の脆い岩山へ出た。
六甲のロックガーデンの小型版といったところか。
ここが今日の講習会場所の白山だった。



ロープワークの体験をする前に、色々なロープの結び方について、全員集合して講師より説明を受けた。
周りには木々が茂っていないので直射日光で目もくらみそうになりとても講習会どころではないので、
持参したツエルトを何枚か広げて、周りの木の枝に引っ掛けてとりあえず全員が入れるほどの日陰を作った。



まず、全員で装備の確認と種々のロープの結び方の講習をした。

【装備】 : ヘルメット、ハーネス、カラビナ、細引き、テープシュリンゲ、ロープシュリンゲ

【結び方】
 : テープシュリンゲを作るときのテープ結び、ロープシュリンゲを作るときの
ダブルフィシャーマンについて教わった。

次にテープシュリンゲを用いたチェストハーネスの作り方を教わった。
良く間違いやすいチェストハーネスの結び方についても学習した。
誤った結び方では吊り上げられたときに首が絞まる危険性もあり、
何回も正しい結び方について練習し、体が締まらないことを確認した。

今回山班はこのチェストハーネスで体の確保を学習する。
沢班はハーネスを着けての確保とする。


【8の字結び】
ハーネスに繋ぐ場合と、立木などにロープを結ぶ場合の2種類の方法について説明を受けた。
この結び方は安全性が高く利用価値た高いとのこと。
いずれの場合も端末処理をしっかり行うこと。

【プルージック】
メインロープに巻くことによって摩擦が大きくなり、下へ滑らないことを利用して落下を食い止める方法だ。
ロープに巻いた部分を手で持っていると、摩擦が効かなくなるので、
落下する時はこの部分から手を放さなければいけない。

【バッチマン】
ブルージック結びと用途は同じだが、簡単に早く作れる、結びが効くのに方向性があってそれを利用出来る。


【実地訓練】
沢班と山班に分かれて実施したので、沢班の講習について報告します。
実地に入る前に、今回のザレた斜面の靴の置き方について教わった。
傾斜があっても出来るだけ靴の裏全体を使って登下行すること。爪先立ちはスリップの元。
適当な松の木に8の字結びでメインロープを固定し、懸垂下降の練習をした。
体の確保はプルージックで行う。
斜面の傾斜がかなり急だったので、懸垂時体を出来るだけ斜面に直角に持っていかないと、
恐怖心で腰が引けてしまうと、足のグリップ力が効かず、スリップして宙ぶらりんになってしまう。
何回も練習するにつれ、うまく出来るようになってきた。

 

【昼食】
山の家さんお勧めのおでんの具財をコンロで温めておいしくいただいた。
暑さのせいで頭がぼーっとする。
おでん具が入っていたクーラーボックスの保冷材を脇の下とか首の後ろに当てるとすっきりとして気持ちいい。

 

【実地訓練】
一時間ほど休憩の後再度、実地訓練を給水補給のための休憩を何回も取って、午後3時頃まで練習した。
みんな厚さにも耐え真剣に講習を受けていた。

 

それにも増して大変なのは講師の方々だ。
事故が起こらないように細心の注意を払って暑い中ご指導いただきありがとうございました。
今日練習した内容を今季の沢登り山行で使えたら、少しでも安全に山行できると思った。
下山後、通りがかりのコンビニでめいめい渇いたのどを潤し、例のごとく有志による反省会が行われたのは言うまでもない。
         
       
文:スノーマン       写真:虎鉄