奈良山友会 山行の記録

自主山行
天王山
天下分け目の天王山 ~ サントリー工場へ

 2016年1月26日(火)



< メンバー >
 L.RINRIN、どろんこ、buhiko、teo、yokko、サンキュー、ウオンテッド、OG1名 計8名

< コース・コースタイム >
 JR山崎駅集合9:30 - 9:45宝積寺 - 10:05展望台 - 10:24酒解神社10:30 - 
10:32天王山10:37 - 10:58展望台(昼食)11:27 - JR山崎駅11:40 (以下、略)


 全国各地で、最低気温や降雪記録が続々更新された大寒波は、ようやく終息を迎えつつある。
気温は低いものの、天候は晴れ、日差しは穏やかである。

 きょうは、天王山をピストンし、サントリー山崎造醸所の工場見学。
それが済むと、1時間ほど歩いて、長岡京市のサントリービール京都工場の見学である。
つまり、工場見学のはしごである。
天王山には申し訳ないが、天王山は刺身のつま、刺身はサントリーである。

 天正10年(1582年)6月、本能寺の変に端を発し、天王山の麓、山崎一帯で、羽柴秀吉軍と明智光秀軍が対峙、戦闘になった。
いわゆる山崎合戦である。
これに勝利した秀吉が、天下統一の第一歩を記した。
「天下分け目の天王山」といわれる所以である。

 JR山崎駅に9時30分に集合し、天王山に向かって出発した。
総勢8人の適度な人数。



東海道線の踏切を渡ると急な登り。




すぐ右手にアサヒビール大山崎山荘への道を見送り、10分ほどで、宝積寺(宝寺)の山門に着く。
境内は広く、本堂にお参りした後、登山道は右手に。

 

放生池は薄氷が張り、池畔の紅梅が早くも見ごろを迎えている。
梅はこの寒波にさぞ驚いていることだろう。



 急な坂道を登ると視界が広がり、旗立松展望台に着く。
ここから眼下に淀川三川が望まれ、狭隘な麓の平地に新幹線、JR在来線、阪急線、国道171号線が並走して見える。
山崎ジャンクション辺りが、羽柴、明智両軍が対戦した古戦場の跡という。

 

 しばらく景色に見入った後、20分の登りで酒解神社に。
きょうは、文化財保護デーで、地元の消防団員と女性がおられた。
挨拶して素通りしようとすると、本殿脇にある神輿庫の由緒を説明された。
それによると、校倉作りは正倉院が有名であるが、板倉作りでは日本で一番古く、重文の由。
お礼を言って頂上に向かう。

 

約5分で頂上着。



 集合写真を撮り、展望台まで下る。
途中、地元の保育園児が10数名、保育士さんに連れられて登って来た。

少し早いが、ここで昼食とする。
食を済ませて下りにかかろうとすると、上の方から先ほどの園児たちの元気な声が聞こえてきた。



 少しゆっくりし過ぎ、サントリーの受付時間、11時50分までに30分を切っている。
大急ぎで山を下る。

何とか5分前に着き、受付を済ませ、館内のガイダンス場所に案内されて行く。
すでに模型を前に醸造工程の説明が始まっていた。
この回の参加者は20数名。



 この後、工場内に入り、原料(大麦麦芽+水)仕込み → 発酵 → 蒸留 → 貯蔵の順で、見学説明を受ける。
我々の質問にも的確に応える。

 

小1時間が過ぎ、待望の試飲だ。
「山崎」2杯、ワイン樽、ホワイトオーク樽仕込みウイスキー各1杯、計4杯のウイスキーを生のままで、またはオンザロックで飲む。
つまみは、枝付き干しブドウとナッツ、チョコ、おいしい。



 楽しい時間はすぐに終わる。
売店で、山崎蒸留所限定のシングルモルトウイスキーをお土産に買い、次の目的地、サントリービール京都工場を目指して出発する。
自治会の仕事があるサンキューさんとは山崎駅前で別れる。
ビール大好きなサンキューさんを思うと気の毒で、可哀想になる。



 ウイスキーとビールの生産工程上の違いは、簡単に言うと、原料はホップの有無。
蒸留、ろ過の有無だけ。
後は貯蔵の時間が大きく違うということだそうである。



 ウイスキー工場もビール工場も若い男性がガイドを務めてくれたが、声が耳に心地よく、
しかもハンサムで、我が女性たちは試飲に加え、大満足の体だった。



 シャトルバスで、JR長岡京駅に送られた。

京都駅前で反省会をして、「敵は(味方は)、天王山ならぬ、サントリーにあり」の本末転倒の山行を締めくくった。

 


文:ウオンテッド  写真:どろんこ・サンキュー