奈良山友会 山行の記録

〜大自然の中のやさしい居場所〜
オーレン祭と八ヶ岳

2015年6月5日(金)〜6月7日(日)



<メンバー> 
L.なべちゃん、SL.pike 、サカちゃん、シリウス、どろんこ、ゆう

<コース・コースタイム>
6/5(金)  近鉄奈良駅前 20:45 - 駒ケ岳SA 00:50 

6/6(土)  駒ケ岳SA 05:25 - 桜平 07:16 - 07:44 夏沢鉱泉 07:48 - 08:31 オーレン小屋 08:55 -
10:02 赤岩の頭 - 10:45 峰の松目 11:04 - 11:58 赤岩の頭 12:10 - 12:38 硫黄岳 12:47 -
13:26 ヒュッテ夏沢 13:30 - 山びこ荘 13:41 - 13:42 夏沢峠 - 13:59 オーレン小屋(泊)

6/7(日)  オーレン小屋 06:14 - 06:35 夏沢峠 06:39 - 07:17 箕冠山 07:18 - 7:24 根石岳山荘 07:27 -
07:33 根石岳 07:37 - 08:03 東天狗岳 08:14 - 08:29 西天狗岳 08:43 - 09:00 東天狗岳 09:02 -
09:31 根石岳 10:10 - 根石山荘 10:11 - 10:17 箕冠山 10:53 - オーレン小屋 11:18 -
11:55 夏沢鉱泉 11:56 - 桜平 12:20 - 縄文の湯 - 諏訪湖SA - 奈良 20:00


山に憧れを持ち始めた頃、手にした本にオーレン小屋が載っていた。
シラビソの原生林に囲まれた美しい風景。
いつかここを訪ねてみたい。そう思い続けていた。
山行募集を知った時「行きたい」瞬時にそう思った。


6/5(金) 
夜、奈良を出発。雨。でも心は前向き。
定刻に出発。途端から会話が弾みにぎやかな車中。これは始終楽しい山行になるね。
車は順調に中央道駒ケ根SAに到着。
大雨だったが明日の好天を期待しつつ車中泊。
座席を少し倒して、シュラフに包まった。
寝つけずにいたら、どこからかリズムよいいびきが・・誰??もしかして○○ちゃん!?しまった!
必携の耳栓もウォークマンも忘れてしまった。やむなし↓↓・・子守唄として受け入れよう・・。


6/6(土)
よかった!雨はやんだ。SAで朝食をとり、いざ!桜平へ!!
早い到着のおかげで車もゲート付近に駐車出来た。



装備を整え目指すはオーレン小屋。
会話を弾ませながら1時間半程でオーレン小屋に着いた。



優しい笑顔の小屋番さんに「おかえり」と迎えてもらいチェックインをすます。
部屋は2階の横岳の間、大部屋だがロフトを私達に用意して下さり、カーテンで仕切ると個室のようになる。
布団も一人1枚ある。

不要な荷物を置き、軽くなったザックを背負い赤岩ノ頭を目指す。



私だけかな?高山にくると、いつも初日のスタートは息が切れて登りがとてもしんどい。
ゆっくりとしか歩けず、メンバー達に申し訳ない〜
赤岩ノ頭に着いた。
SLから八ヶ岳の伝説を聞く。

―八ヶ岳の伝説―
大昔、赤岳の磐長姫と富士山の木花咲耶姫がおりました。
木花咲耶姫はいつも「私の方がずっと背が高くて美しい」と自慢ばかりしていました。
それを見かねた、峰の松目の如来様が「水裁判をしてやろう」と思い、
赤岳の峰から富士山の頂上へ長い樋をかけ、夏沢の水をそそぎました。
すると水は富士山の方へ勢いよく流れ下り、赤岳の方がはるかに背が高いことがわかると、
富士の姫は大変くやしがり、腹を立てて赤岳の峰を蹴飛ばしました。
蹴飛ばされた赤岳は八つの峰に分かれたそうな。

分岐から、峰の松目をピストン
片道1時間弱の行程だが、笹漕ぎならぬハイマツ漕ぎに激下り・激登りありのアドベンチャー。
まだ?と呟きながらも心はウキウキ。
残念ながら眺望は味わえなかったが、晴れていれば八ヶ岳の八つの峰のすべてが見えるそうだ。



赤岩ノ頭に戻り、硫黄岳を目指す。
風の通り道になりやすい硫黄岳。
頂上の標識には沢山の人が記念写真におさまっている。もちろん私達も。



今日のミッションは完了。あとはオーレン小屋へ戻るのみ。



下ってきた夏沢峠で、サカちゃんの山仲間の重鎮にお会いする。
以前、彼の話を聞き興味津々だったので偶然の出会いを嬉しく思った。
初対面の私に優しくお話し下さり、山友会のメンバーとも山を歩かれたようで「よろしく伝えてね」と賜った。

 

オーレン小屋に戻り、お風呂タイム〜
檜の香りただようこじんまりしたきれいなお風呂。
山小屋で入浴できるのは嬉しい。
足の疲れも取れたように思う。

―オーレン祭―
今回のメインイベント!話には聞いてたけど、予想以上にゴージャス。
小屋番さんの挨拶のあと乾杯〜〜。ごちそうがいっぱ〜い。

 

「いただきまーす」食べる・食べる。
お寿司、お肉、揚げ物、鯉の丸ごと煮つけ、デザート・・お酒もたくさん。
小屋では、会のメンバーさんやOBさんに会えた。嬉しかった。
じゃんけん大会では皆が景品をゲット!

 

ギターや竹笛の演奏に心しんみりし、歌を口ずさみ・・大いに盛り上がった。

「山が好き」って気持ち。
今日という日にこの山を選び、この小屋を選んだ。
出逢いと、生まれた不思議な絆。

この春、日々に追われ疲弊していた。
「もう山へ行けないかも」と弱気になったりした。
でも、神様はご褒美をくれた。みんなと一緒にここに来れた。
日々のしんどさを忘れて、癒されて、パワーを充填してくれる・・山ってほんと不思議・・


6/7(日) 
朝から晴れ。まずは箕冠山を目指す。
進むと根石小屋手前からは雪化粧のアルプスの山々が見えた。憧れの「槍ヶ岳」も・・・
これから歩む稜線が目前に見える。行くわよ〜とテンションがあがる〜

 

岩場をよじ登り根石岳、東天狗岳、西天狗岳とピークハントできた。

 

もっとここにいたい。後ろ髪を引かれながら山頂を後にする。
アルプスの高山の下山はいつも寂しい気持ちになる。
なんでだろ?頂に立てて、すごく満ち足りてるのに〜〜
しんみり、でも足元は慎重にと念じて下る。

 

そんな思いを察しておられたのか?SLが「根石山荘でお茶しよう」と声をかけてくださった。
可愛い女性スタッフがいる・・期待の声もあったが、珈琲を入れてくれたのは若い男性スタッフだった。残念でした〜(笑)
山小屋で珈琲、ホッとする。こういう楽しみ方があるんだ。またひとつ覚えた〜〜。
オーレン小屋に戻り、荷物を受け取り桜平へ。

「縄文の湯」につかり、「ペパン」でアイスを食した。
3月に登った蓼科山がそこにあった。八ヶ岳の峰々も見渡せた。



荒々しさと苔むす繊細な森。
八ヶ岳の魅力を知った。
自然に、しなやかに・・
また、元気をもらいに来るね。



往復の車中も山行中も、ずっと和やかなよい雰囲気で、笑い声が絶えない3日間でした。
一緒に時間を過ごして下さった、メンバーさん方に感謝の気持ちでいっぱいです。
今も、写真を眺めてにやけてます。
ありがとう!!


文:ゆう   写真:サカちゃん、なべちゃん、シリウス、pike