奈良山友会 山行の記録

京都北山
峰床山
会行事山行

2014年9月20日(土)



< メンバー >
L.タンタン、山の家、山遊亭軟弱、ウオンテッド 4名

< コース・コースタイム >
葛川中村9:55 − 10:10二俣10:15 − 10:40尾根取付 − 11:10中村乗越 − 11:20八丁平(昼食)11:55 − 
12:10オグロ坂峠 − 12:35峰床山13:00 − (八丁平周回) − 13:50中村乗越 − 14:50二俣 − 15:15葛川中村


ー 記 −

 峰床山は皆子山に次ぐ京都府第2位の高峰で、標高は970m。
京都北山の一画にあって、安曇川を挟み比良山系と対峙する。
山頂近くには関西では珍しい高層湿原の八丁平がある。

 京都駅の2番線ホームに着くと、すでにリーダーのタンタンさん、山の家さん、軟弱さんが待っていた。
男性ばかりの総勢4人。
とはいえ、2代前、3代前会長参加という豪華版である。

8時15分発の敦賀行新快速に乗り込む。
車中で山行記録のことで聞くと、予想通り軟弱、山の家のお2人ともすでに執筆済み。
今年こそ逃げ切るつもりだったのに、じゃんけんもなく、不戦敗で書くことに決まった。 

 堅田からは細川行の江若交通バスに乗り換えた。
バスはすでに刈り取りの終わった田圃の中に点在する旧道の集落を縫って行く。
ほぼ満員だったが、花折峠下でグループが大勢下車すると、車内は静かになった。
約40分で登山口の葛川中村のバス停で降りる。
以前は旧道を通ったが、現在は国道の橋のたもとにバス停が移設されている。



 安曇川に架かる橋を渡り、江賀谷右岸の林道をリーダーを先頭に歩いて行く。
学校の敷地を外れる少し先で、ブルドーザーが道を塞いでいた。
通行禁止の看板も立っている。
建設会社の現場監督らしい人が、「この先も工事中で、しかも崩壊箇所もあり、登山は無理だ」といわれたが、
リーダーは「下見で状況は把握している」といい、通してもらうことになった。
一時は退却も考えたが、ひとまず安堵。
 林道が詰まり、右に大岩があるところが二俣である。



前は丸木橋が架かっていたが、流されてないので、飛び石伝いに渡る。
ここからは右俣沿いに二度三度渡渉を繰り返し、上流へと向かう。
足が揃っているとはいえ、リーダーの歩みがだんだん速くなり、歯止めをかけなければと思っていた矢先、
山の家さんが「リーダー、もう少しゆっくりと」と声を掛けてくれた。

 半時間足らずで谷を離れ、この先は一本道ということでトップを交代して、左手の杉の急な尾根を登って行く。
頭上が明るくなると、中村乗越だ。



ここで一息入れ、5分の下りで八丁平に着いた。
ベンチが2台設置してあり、少し早いが昼食を摂った。



 食後、六尺道を反時計回りにオグロ坂へと向かう。
緩やかな登りが尽きる左手前に峰床山の登り口があったが見送り、50mほど先のオグロ坂峠まで行った。
ここはT字路で、小祠が祀られている。
左折すれば京都市久多、右は3年前の納山会で歩いた鎌倉山への登山道である。

少し戻り、頂上への道を辿る。
ところどころに花脊トレラン第1回大会の看板が立てられている。
明るく緩やかな広葉樹の尾根道を進み、やがて急な斜面を登ると峰床山の山頂に着いた。
十数人の先客が集合写真を撮っているところだった。
花脊から登ってきたという。
我々も集合写真の撮影をお願いした。



 一行はクラガリ谷から八丁平を目指し下って行った。
静かになった峰床山は我々だけのものとなった。
小広い山頂には2等三角点があり、東から南方面が切り開かれて展望がよく利いた。
南隣の皆子山は木の隙間越しであったが、こぶ状の形が特徴の愛宕山は多くの山並みのかなたに認められた。
ゆっくり眺望を楽しんだ後、我々も一行の後を追って八丁平に向けて緩やかな尾根を降りて行った。

 先にも記したように、八丁平は高層湿原とクリ、ミズナラなどの冷温帯林からなるが、ナラ枯れ被害が多いのか、
太い木にはビニールが全面に巻かれ、梱包用テープで留められて、見苦しくも醜かった。
また、湿原もシカの食害から守るためか、ネットフェンスが延々と続き、これも目障りだが、自然保護のためには致し方ない処置だろう。

 中村乗越への分岐に戻り、来た道を再び戻って行く。
帰りのバスは15時50分なので、まだ十分時間的余裕があった。
午前中は曇り空だったが、このころにはすっかり良い天気になった。

往きと同様、中高年の三題話(病気、年金、孫)や会の仲間の話など、会話が途切れることはなかった。
ゆっくり歩いてもスタート地点の葛川中村には、半時間を余して着いた。
旧バス停のある葛川小中学校校門前の階段が明るくて風通しもいいので、ここでおしゃべりをしながらバスを待つことにした。

 橋を渡り、R367の停留所でバスを待つことしばし、定刻通りにやってきたバスに乗り込んだ。
山の家さんは用事とか。
また、軟弱さん、タンタンさんは下戸なので、いつもはこの方面の山行後に京都駅前でする反省会も今回は残念ながらしないで、
大人しく帰宅の途に就いた。

文:ウオンテッド  写真:山遊亭軟弱