奈良山友会 山行の記録

自主山行
伊勢山上行場巡り・堀坂山
 
2014年6月19日(木)



< メンバー >
 L.ウオンテッド、サンキュー、pike、キレイ、yokko、buhiko、OB、友人 (計8名)
 
< コース・コースタイム >
飯福田寺仁王門 9:05 −  9:10 飯福田寺 9:18 − 9:20 登山口 − 9:25 油こぼし 9:40 − 9:55 岩屋本堂 10:00 −
10:20 亀石 10:25 − 10:40 鞍掛岩 10:45 − 10:50 小尻返し 11:05 − 11:10 飛石(昼食) 11:40 − 
11:55 飯福田寺 12:15 − 12:30 裏行場 油こぼし − 12:40 獅子の鼻 12:50 − 13:00 飯福田寺駐車場P −
13:20 堀坂山登山口P − 14:05 堀坂山 14:25 − 14:50 堀坂山登山口P


 梅雨の晴れ間を縫って伊勢山上と堀坂山に登った。
ОBと友人を加え総勢8名。

近鉄筒井駅を7時に出発し、名阪、伊勢道を経て飯福田寺には9時ごろに着いた。
仁王門前の駐車場に車を停め、木陰に咲くササユリを愛でながら寺へと向かう。

 

 伊勢山上は正式には飯福田寺(いぶくじ)といい、大宝元年(701年)役小角により開創された古刹である。
大和の山上ケ岳(大峰山)に対し、伊勢山上と呼ばれる。
 (知ったようなことを書いたが、飯福田寺HPの受け売りである)



 受付を済ませ、朱塗りの橋を渡ると、石段の先に薬師堂がある。
ここで山行の無事を祈り、左手の小鳥居を潜ると、行場に続く登山道が始まる。



先ず最初に我々を待ち構えるのが「油こぼし」の難所である。
垂直に近い数十メートルの断崖で、太い鉄鎖が3連にわたって懸けられている。

 

下部は滑り易く難渋した人もいたが、全員その崖上に立った。
右の岩頭には行者の石像が祀られている。

 「岩屋本堂 鐘掛け」はこの行場のキーポイントであるが、pikeさん以外パス。



その後、「亀岩」、「鞍掛岩」はフリーで登降する。

 

行場は谷を挟んで尾根をU字状に周回し、その岩頭に立つと、行場の全容はもちろん、周辺の山々の新緑が目に鮮やかだ。

  

 「小尻返し」はフリーハンドで登って行くが、手掛かり足掛かりががあるので、小さな凹凸を見極めて着実に登って行ける。



 「飛石」で11時過ぎと、お昼にはまだ早かったが、猿山のサルよろしく、思い思いの場所に腰を下ろし昼食を摂った。

 食後尾根を下る。
途中、「岩屋本堂」を望む奉拝所があった。



ほどなく眼下に堂宇を見て下向道の急な石段を下る。
苔がびっしり生え、その上、踏面が狭いので、気を許すと一気に転げ落ちるだろう。
下り終えたときはホッとした。

 下山を住職に告げ、裏行場の案内をサンキューさんと受ける。
裏行場は仁王門前から車道を数分歩き、橋を渡った袂の民家を右に折れた先にある。

こちらも「油こぼし」という急崖をよじ登り、左の尾根を登り切りると「獅子鼻」に着く。



川を挟んだ対岸に「達磨岩」。
獅子岩の先端は垂直に切れ落ちている。

 

大峰山の「西の覗き」のような体験もできるようだが敬遠して、駐車場に戻った。

 元来た県道を引っ返し、堀坂峠に向かう。
 堀坂山(ほっさかやま)は、標高757m。
局ケ岳、白猪山とともに、伊勢3山で、別名伊勢富士とも。
堀坂峠を挟み、標高606mの観音山と対峙する。

 峠に比較的広い駐車スペースがあり、往きに通りかかった時は数台の車が停まっていた。
途中の大日を経て、約1時間あまりの登りである。



標高差は約300m。
割合急な斜面が続く。
吹いてくる風が心地よい。
距離を示す看板が、400m、600mと逆に増えてくる。
最初は看板の間違いと思っていたが、700m、800mとなって、ようやく合点がいった。
スタートからの距離であることが。

 大日如来像をお祀りしているところが、ほぼ中間地点で、多くの石碑や石柱が建てられてあった。
 頂上近くで、ウグイスがしきりに鳴いていた。
随分せっかちなヤツと見えて、「ケキョ、ケキョ、ケキョ、・・・」とひっきりなしに鳴いている。
人間の方のせっかちなヤツが「うるさい!」と怒鳴っていた。
 空が透いて見えるとすぐに頂上に着いた。

頂上は小広い台地状で、ここも小祠や石碑が数基建てられていた。



隅の方に三角点が草に紛れて据えられていた。
 東方眼下に広がる伊勢平野はぼんやりと霞み、伊勢湾は見えなかった。
一方、西方も勢和国境の高見山、それに続き尼ケ岳、大洞山などの山々がうっすらと認められた。
 集合写真を撮って、来た道を峠まで戻った。

ここで実質的な山行を終えた。
この後、櫛田川近く、国道42号線沿いにある「松阪温泉・熊野の郷」で汗を流す。
来た時と同じように2台の車に分乗し、最終解散地の針ICに向けて、すでに田植えの終わった伊勢平野を車は快適に走って行った。


 文:ウオンテッド  写真:pike、サンキュー