奈良山友会 山行の記録

鈴鹿を塗る
甲津畑からツルベ谷出合い−大峠−清水ノ頭−雨乞岳
清水頭と雨乞岳

2013年11月22日(金)



<メンバー>
pike
 
<コース・コースタイム>
甲津畑 岩ヶ谷林道起点 8:15 − ツルベ谷出合 9:20 − 大峠 10:10 − イハイガ直下 10:35 − 大峠 10:55 − 清水頭 12:15 −
南雨乞 13:00 − 雨乞岳 13:10 − 杉峠 13:40 − ツルベ谷出合 14:40 − 15:50 甲津畑 岩ヶ谷林道起点


2013年10月31日、甲津畑からイハイガ・綿向のピストンをしたときに、地図を見ていて気になったのが、大峠から雨乞までの稜線。
気になると、どうしても行きたくなる。

登山口へのアプローチとなる岩ヶ谷林道は、崩壊しているところが多く痛々しい。

 

 

原因は、2013年(平成25年) 9月の台風18号(マンニィ)
発生期間- 9月13-16日
ピーク時の強さ 120 km/h (10-min)  960 hPa
9月13日、小笠原諸島の南東海上で発生、本州に接近する前から近畿地方を中心に大雨をもたらし、
気象庁はこの台風で、京都府、滋賀県、福井県に、初めて特別警報を発令した。

この台風の影響でタイミング悪く、
9月15日、北アルプスから帰宅途中に名阪道が関ICで通行止めになり、車中泊となってしまった。
ほんとうに、凄い降水量であった。


歴史的にも勇舞な人物が通った、千種越と呼ばれるこの道は、
いたるところに歴史の重みが感じられる。


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信長の暗殺に失敗し、鋸引きで処刑された杉谷善住坊が狙撃時に隠れた大岩。


蓮如が追われ、一夜を過ごした庵の跡。鉱山として栄えた頃の石垣跡やお地蔵さま など見どころも多い。

岩ヶ谷林道起点からツルベ谷出合に向かう。



 

途中には、小屋もある。


ツルベ谷出合
 

ツルベ谷出合から沢筋を歩く。何度も渡渉を繰り返して大峠まで登る。

山と高原地図 44. 御在所・霊仙・伊吹 2013 昭文社出版編集部 (2013/2/15)にも記載はあるが、
ルートは不明瞭。

10月にイハイガ(祝ヶ)岳に来た時には大峠まで来ずに、途中から沢筋を登ったので、
(大峠から)前回歩いたルートまでのわずかの区間を繋げた。



大峠からイハイガまでの間は、急な斜面のトラバースもあるので、滑落しないよう注意が必要。



大峠に戻り、清水頭(しょうずのかしら)に向かう。高度差100m程度の急登が始まる。
急登が落ち着くと、そんなに酷くはないが約1q程度のブッシュ区間となる。

このブッシュには、ヤツが居そうだ…と思って、上着を見ると一匹ついていた。
2o程度のマダニ。少し広くなったところで、服装をブッシュ&マダニ モードに調整する。
それ以降は、ところどころでチェックするが、見ることはなかった。

ブッシュ区間が終わると、葉の落ちた気持ちのいい自然林の中を歩ける。



秋から冬にかけて、葉の落ちた明るいコースを歩くのが大好きだ。

清水頭への最後の登りを超えると…、



鈴鹿でも屈指の絶景が広がっていた。


清水頭は、笹が覆っているが、ひざ下くらい。

南雨乞までの高原歩きとなる。
  
・・・気持ちがいい

 
清水頭の向こうは、綿向山


鎌ヶ岳


国見、御在所、雲母、鎌



笹の山、雨乞岳に近づくほど、太もも、胸、背丈とだんだん笹が深くなる。
雨乞岳まであと300mくらいに近づいてからが一番深くて濃い、とても歩きにくい区間となった。


雨乞岳から

雨乞岳から杉峠までは、笹を抜けると急坂の下り。

杉峠の大きい杉は枯れ、となりに小さな若い杉があった。

 

杉峠を少し下ると、ミズナラの大木、一反ぼうそう。
 
子供の頃読んだ絵本「モチモチの木」のよう。滝平二郎の絵にそっくり。


名物の吊り橋風?の橋

蓮如上人旧跡


 

渋川沿いの道は紅葉がキレイだった


 
歴史を感じる道を彩る紅葉

桜地蔵


 

帰りには、西日を浴びた山の木々が輝いていた…




文・写真:pike