奈良山友会 山行の記録


奈良山友会30周年記念企画
高島トレイルシリーズ第4弾+読図(教育山行)
武奈ヶ嶽と三重嶽


2012年9月15日・16日



三重嶽

<メンバー>
CL.ころり 読図L.点の記、

SL.
クー、SL.ナカノオオエ、SL.pike
会計.キレイ 体操.よーちゃん

トレモロ、てくてく、山の家
(テント・ツエルト設営・活用法講師)、みさちゃん、えみーる、michan、ha-min、
チョモランマ
(テーピング法講師)、リギ、Teo、buhiko、porori、みい、なべちゃん   


武奈ヶ嶽


<コース・コースタイム>
<
9月15日(土)> 近鉄高の原(チャーターバス)7:00出発
9:50 ワサ谷登山口 10:05P47811:50 武奈ヶ岳北尾根12:10 武奈ヶ岳(P865)12:40
13:30 P620 13:4014:50 水坂峠(待機バス)15:50 家族旅行村ビラデスト今津コテージ(泊)

曇時々晴れ
 今回山行は 奈良山友会30周年記念行事山行として
 高島トレイル・シリーズ第4弾と位置づけられたる山行なり

年1回行はるる読図山行をも取り込みて 2日間の日程にて 行はるる 重要行事なりき 
それ故 内容も充実し 中央分水嶺踏破の他 読図力の向上
 ツエルトやテントの設営方法の習熟 救急の際のテーピング技術の習得など
盛り沢山の目的を持ち メンバーによる講師陣の体制も万全にて 満を持して挙行するものなり 

夜の宴会は 野外活動センターたる ビラデスト今津の特色を大いに生かし
バーベキュー専用会場にて 豪華大バーベキュー大会を催さんとす 
これらの事は CL.ころりの姐君による周到なる計画と実行力の賜物にてあるらん

さてバスは 高の原を定刻7時に出発 湖西道路にて若干の渋滞に遭遇せしも
10時前には 登山口ワサ谷出合まで乗入るるを得たり 

登山口は石田川ダムより数百メートル車道を入りたる処なりき
出発準備も整ひ 準備体操も充分にして さて出発と云ふ時 山行記担 当を決めるべく 恒例のジャンケン大会が行はれ
 何故か小生 簡単に負け候ひて この拙文を書く破目とはなりぬ 



その上SL.の端くれとして 一行の先頭を歩くこと仰せつかる小生
本日のコース 未経験にして 先頭を歩くこと 一抹の不安覚ゆれど ご下命なれば致し方なし
小生いたずらに馬齢を重ね もう直ぐ 満79歳の誕生日を迎ふる運びにて 数へ歳なれば傘寿とも申すべき高齢なり
小生が先頭を歩くことにより もし一行に事故あれば  小生の責任は甘んじて受くるとしても
かかる高齢者に役割を分担させし
執行部の責任をも問はれることあらば それこそ断腸の思ひなりと
 そのこと強く恐れ 慎重の上にも慎重に足を運びけり

 

幸い 小生の後ろを常に歩き給ふは miichanの君にて 聞けば 視力2.0以上の慧眼の持ち主とか
その上 ルートファインディングには動物的感覚とも申すべき天性のセンスを持ち給ひて
ルート上踏み跡薄く 進行方向に迷ふことありても miichan 僅かの踏み跡の徴候をも見逃さず
直ちに指摘し給ひ また 遠くのテープやリボンの類も視認し給ひて 小生大いに助けられたるなり 

登山道 最初は ワサ谷に沿ひて 廃道化せる林道を進み やがて砂防堰堤に行き当たりて 右へ斜上し
 武奈ヶ嶽北尾根より派生せる枝尾根に乗りたり この尾根かなりの急登にて 普段饒舌の一行 黙して語らず 喘登す



翌日の帰路 同じ尾根筋を下る際 判明せしことなれど 尾根筋の中間辺りに 巨大なラグビーボールの如き蜂の営巣
巨樹の枝から釣鐘の如 くぶら下がりありて 巣の周りに働き蜂群がれるに気付く 

されどこの時は 翌日 蜂刺されの大騒ぎ起こるとは夢想はず 登りなれば ひたすら下ばかり見て 知らぬが仏にて 黙々と通過したり 
蜂刺されの一件に付きては 16日の山行リポーターが多分触れらるることと思はるにつきそのリポートをご覧になり給へかし

登ること2時間弱にて武奈ヶ嶽北尾根に達す ここからが中央分水嶺のトレイルなり 小休止の後 武奈ヶ嶽に向かふ 
武奈ヶ嶽への急登の手前に 痩せ尾根の平坦部ありて 左右の斜面に喬木なく 絶好のビューポイントなりき 
東は奥琵琶湖 竹生島 伊吹山など 西は小浜市街 小浜湾 遠く青葉
山など 一望なりき パーティー全員 一列横隊となりて 我を忘れ 暫し絶景に見惚れる

 




ろくろ山と三十三間山の展望

直ぐ武奈ヶ嶽の頂上 山頂はさして広くも無き処なれど 適当に散開して昼食とせり
穏やかな天候のもと 和やかな空気流れ 楽しきひと時なりき


武奈ヶ嶽


昼食後 12時40分頃 武奈ヶ嶽を出発


 あと水坂峠まで激下りに下りて 14時40分頃 バスの待つ水坂峠へ到着
ともかく一日の山行無事終はりて 快き疲れを感ず 

この後 本日の宿泊場所 ビラデスト今津に移動 分宿するコテージの前に全員集合


コテージ

 山の家の殿より ツエルトとテントの設営に付きて 指導を受け 本番さながらに実習せり 
この様な機会なかりせば 頭の中で知りたるだけでは 実山行にては役に立たざるべし 


テント張の講習

実習後 少し離れし丘の上なる 森の交流館にある浴場に向かふ 丘に登るには 約200段の石の階段を登らざるべからず
人々 下山後の疲れたる足を 引きずる如く重たげに登ることこそ可笑しけれ
            
入浴後 バーベキュー会場に全員集合 4組に分かれ席に着き 
国産牛ロース ウインナー 焼き野菜 おにぎりなど 山の如く運ばれ来りて
ビールジョッキのお代はりも頻繁に 炭火の火勢強ければ 火炎盛大に立ち上り 一帯は騒然と云ふに等しき 盛り上がり様なりき


燃やしすぎ〜BBQ 

宴会の終盤ごろ 本日この後 テーピングの指導に当たらせ給ふチョモランマの殿
受講生の状態 如何なりやと 気遣はれ給ふ様子にて 頻りに この後実習あるを 大声にて 念押しされ給ふ
この点に付きては CL.ころりの姐君も懸念され給ふところにて
計画書にも 夕食後講習あるに付き「講習が出来るようにお願いします」との文言もあるところなり

夕食後 男性宿泊ロッジに全員集合し 講習始まる
テーピングの実習のモデルとなる脚部の提供を募りしところ 男性はなにしろ体毛ありて
テープの取り外し時 激痛伴ふとて 一様に尻込みせしに 女性はその心配なしとて
二、三人の女性 多少酔ひの勢ひにも助けられ スラックスを太ももの中程までも大胆にたくし上げ
艶めかしき美脚を投げ出し給へり 酒飲まぬ しらふの我は それを見てギョッとす


テーピング講習会


一同取り囲むなか チョモランマの殿 手際よくテーピングの施術を行ひ
その内 山の家の殿も 毛深き御身なるに 自ら実験台となりて講習に協力され給ふ 
被験者となりし人いはく 捻挫せる足にてはなけれど テーピングを施されし後は 何となく安定感あるを実感せりと云ひ給へり

かくして有意義なる講習終り 本日の行事は全て終了せり
それに付けても チョモランマの殿 何時の間に かくも高度なるテーピングの技術を習得され給ひしや 感心の外なし  

一同散会せし後も 有志残りて 尚宴会続け給ふも 我は早々と寝に就くなり 
そのうち何処かより 轟々たる鼾の音 聞こえ来たりしが
我もまた何時 鼾の発信元になるやも知れぬ と想ひつつ いつの間にか眠りに落ちぬ

15日 山行記録
文:ナカノオオエ 
写真:クー、トレモロ





‹9月16日(日)>

読図山行
三重嶽〜武奈ヶ嶽北尾根


落合登山口7:36−
8:01 P592西直下トラバース− 8:36 P698− 8:54 P762− 9:21 P844− 9:56 三重嶽(P974.1) 10:18−
10:52 P855− 11:53 P674 11:58 − 12:24 P812−
12:29 武奈ヶ嶽北尾根取付(昼食)12:54 − 14:00下山


9月13日(木)の室内例会で
事前学習として、今回の読図山行の座学があった。
講師は、読図山行L.の点の記さん

山の家さんお手製の等高線模型を使っての地形図の説明やコンパスの取扱い方法を解説。
1/25,000 地形図の見方と磁北線の引き方、進路・目標の定め方
また、コンパスで目標を定め間違ったときのバックトレースの方法の講習があった。

前日(9/15)は、今日の読図山行を想定して、
石田川ダム湖西側の武奈ヶ嶽北尾根の取り付きから、稜線を経て武奈ヶ嶽、
赤岩山(P740.3)の西峰、P620、
そして水坂トンネル直上、
下山口までと、ピークや分岐ごとにコンパスを設定し直し、練習をおこなった。

9月16日(日)、読図山行
落合登山口
7:36 あらかじめメンバーを3つの班に分けてのスタート、

三重嶽(さんじょうだけ)の南南西に伸びる尾根の末端、崖のような斜面から取り付く。
高度差が約200mある急登から、三重嶽までのコースタイムで約2時間30分の登りが続く。





朝一登山口からの急登というのは、結構よくあるものだが、
昨夜の暴飲?爆飲?で堪えておられた方も居られたような気が・・・・・・、なんとなくした。

ときおり気持ちの良い風が吹き、木々の合間から青空が見える。
出発前の天気予報では心配もあったが、天候は申し分なし。
気持ちの良い木々の中を順調に高度を稼ぐ。



ときおり、食べられそうなキノコがある、もちろん食べる勇気は無いのだが・・・。
今年はキノコが豊作ではないのだろうか? どこの山でもたくさんのキノコが目に付く。



歩く脇には多くの
イワカガミの葉が見られる。
花が咲く季節には、さぞかし目を楽しませてくれるのだろう。

9:56 三重嶽(P974.1)に到着 ここから読図区間が始まる。



今回の読図は、「地形図を実歩行で体感する」ことがテーマ。
地図にコンパスをあてルートと照合し、方角を見極めてスタートする。
メンバーが一人ずつ交代で先頭に立って、割り当て区間をリードする。


地図の確認

1/25,000 の地図では、10mまでの高度差は、地形図に表れない。
10mというのは、かなりなもので通常の2階建ての家の屋根の高さが9m程度とのこと。
ちょうど良い実体験のサンプルとして、地形図に表されていない
高度差を凸部や鞍部で確認できた。


池の近くでは惑わされました

2日間の実体験で、読図とコンパスに慣れていなかったメンバーも
短区間でのコンパスの設定練習を重ねたので、かなり理解できたのではないだろうか。
(でも日ごろの山行で、きっちりやらないと忘れるでぇ〜)


三重嶽



メンバーは順調に担当区間をこなして、
地図上でのこのあたりを歩いているのでは? 思える位置を指し示し、
GPSと照合したりして、読図を楽しんだ。
かなりの精度で、地図上での自分の位置が把握できていた。

12:30に武奈ヶ嶽北尾根分岐に到着〜昼食。

L.は立ち寄り入湯、帰り道の渋滞等時間配分を考えてくれていて、
大休止の後、短時間で下山した。

帰路には、
くつき温泉「てんくうの湯」でゆっくりと汗を流すことができた。



今回、
読図L.の点の記さんの配慮で各グループにGPS所有者を配置して、
GPSを実際手にとって画面を見て、現在地と地形図を把握する体験をしてもらった。
これまでGPSの画面を見たことがないメンバーには、良い経験だったと思う。

道迷いとは、自分が何処にいるか解らなくなる事で、
GPSでは現在地がピンポイントで解る。
しかし、大きな地図を見ていないと全体図が解りにくい。
GPSを持っていても、コンパスと地図は必携。

道迷い、コースロストは、さまざまな要因があるが、
たいてい油断や思い込み、疲労から生まれると思う。

●ついつい面白い話題に夢中になったとき
●疲れて下ばかり見て歩いているようなとき(頭もゴチンする)
●踏み跡やテープばかり見ているとき
=コース全体を俯瞰したように大きく捉えていないとき

濃い踏み跡やテープが行きたいほうについているとは限らない!

分岐などでは、必ず確認を。間違ったと思ったら、解る所まで引き返す。

また、

リーダーがコースを間違えないとは限らない。
コースは、メンバー全員が理解・把握して行動してください。
後ろをついて歩いているだけではダメです。

少しでも、あれっ?と思ったら、遠慮せずに
「ルート、間違っていませんか?」と声に出しましょう。
とても大事なことだと思います。リーダーも助かります。


16日の下山時
(武奈ヶ嶽北尾根)、頭上に大きなスズメバチの巣があり
(当然、15日の入山時にも下を通っているのだが気づかなかった=怖い)、
できるだけ蜂を刺激しないよう、静かに歩いた。
ちょうどその巣の下あたりで、メンバーが蜂?に刺された。
スズメバチに刺されたのではないようなので、大事には至らなかったが、
救急セットにポイズンリムーバーが必要なように感じた。



高島トレイル協議会の方、
蜂の巣除去、お願いできませんか?
蜂の巣の位置です(^_^;
N 35.270511,  E 135.570492,  Ev 404.9, WGS84
(13:39:14 2012/09/16)

蜂に指された場合の応急処置
蜂の種類を問わず、巣が近くにあれば離れる。
刺されたところを強くつまみ、毒を出すこと。
水で洗浄(できれば流水)、消毒、冷却。


最後になりましたが、
各リーダー および 講師のみなさん、おつかれさまでした。ありがとうございました。
参加メンバーのみなさま、楽しかったです。ありがとうございました。


武奈ヶ岳と武奈ヶ嶽があること、
三重嶽は、さんじょうだけ だということ、
そうだったのか〜

目標にしているナカノオオエさんの組に入りたかった、pikeでした・・・。


16日 山行記録
文:pike 写真:クー、トレモロ、ha-min、点の記、pike




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