奈良山友会 山行の記録

後立山連峰
祖母谷温泉−唐松岳

2011年8月12日〜14日



<メンバー>
L. 山の家、点の記

<コース・コースタイム>
<8月12日>  京都駅19:53発(サンダーバード41号)−22:53富山駅着−23:30某所にて就寝

<8月13日> 電鉄富山駅5:35発−宇奈月温泉7:03着−宇奈月(トロッコ列車)7:57発−欅平9:12 着−欅平9:25登山開始−
祖母谷温泉10:05−餓鬼の田圃13:35−餓鬼山避難小屋15:00−就寝19:00

<8月14日>  餓鬼山避難小屋5:30発−餓鬼山6:30−大黒銅山跡7:40−水場7:50−唐松山荘11:55−唐松岳登頂12:15−
八方池14:15−八方池山荘15 :00−白馬駅16:05着−白馬駅16:29発−奈良23:30着


まずはこのリーダーの下、何度も煮え湯を飲まされているにも係わらず性懲りもなくまた参加してしまった私。
今回も、お世辞にも緻密に練られているとは思えない計画ではあったが、数々の幸運に支えられて無事踏破出来たのは、
やっぱりリーダーは『何か持っているなぁ〜!』と再確認させられた山行でもあった。

京都をサンダーバード41号で出発し、おきまりの車中宴会が終了する頃、富山に到着。
待合室での仮眠を試みるも、終電時間でやむなくシャットアウト。しょうがないので、駅を離れ徒歩で某公園に向う。
日中の酷暑のせいで余熱の残る石畳に寝袋を出し、
酔っ払いの声とカップルの囁きと耳元の蚊の羽音を子守唄に就寝♪・・・
誰がこんな状態で寝られんねん!!(しかし隣を見るとリーダーはすでに爆睡)・・・信じられん!



翌朝、睡眠不足のだるい身体を引きずって、電鉄富山駅から宇奈月温泉まで各駅停車の旅。
宇奈月からはトロッコ列車の旅で、そろそろお尻が痛くなったころに欅平に到着。
さぁここからがいよいよ山行開始。

  

欅平を出発して名剣温泉を左に見送り、程なく祖母谷温泉に到着、
 ここからいよいよ本格的に登り始める。

 

よく踏まれているとは言い難い登山道では、ハッとするようなアクシデントもあり、
熊の生息域そのものの雰囲気に各自の熊除けの鈴では不安なのか、
山の家さんの意味の無い大きな掛け声が、益々私を不安にさせる。

南越の沢で最後の水の補給(各自3.5L.満タン)とアルファ米に水を入れて、ひたすら餓鬼山非難小屋を目指す。
暑さのせいかピッチが上がらず休憩回数も増えてくるが、
止まると虻と蚊とブヨの襲撃に 遭い、辟易しながらも餓鬼の田圃に到着。

道標にあと1.2kmの表示に安心したせいなのか、歩けど歩けど小屋は見えず1時間半も費やし、
やっとの思いで到着した小屋はガスって眺望も無く、倒れこむように転がり込んだ。

 小屋周辺は特に蚊が多く、窓を開けたかったが蚊の襲撃を考えると躊躇せざるをえなかっ た。
幸い先人の置き土産の蚊取線香があったため、蚊に起こされることなく熟睡出来たのは ラッキーだった。
心残りはこの時点で各自1L.の飲料水しか残されておらず、
我ら2人(山友会アルコール部会ゴールデンコンビ)でも宴会をする事無く就寝したことである。
・・・山友会の会員の皆様こんな事もあるのよ〜ん♪

 

翌朝は小屋裏から立山連峰が朝日に輝いて一望でき、早く水場に辿り着きたく早々に出 発。
ここから左に五竜の悠然とした姿を終始眺めながら餓鬼山を越えてまた300mの下り、ようやく大黒銅山跡に到着。
沢の音に引かれるままに餓鬼谷の水場についに到着。
ポリタンクに水を補充して、冷えた沢水で汗を流し、いよいよここからが本日の正念場。

 

2時間ほど樹林帯をひたすら登り、視界が開けた所からやっと唐松山荘が臨めて何となく安心。
しかしここからが鉄梯子、ロープ、鎖、鉄筋アンカーと気の抜け無いトラバースの緊張の 連続と直射日光のせいなのか、
 頭がボーっとなりながらもなんとか唐松山荘に到着。・・・この間は辛いよ!
 
 

唐松山荘のビールに脇目も振らずに唐松 岳山頂を目指す。



あれだけ今まで良かった天気は何処へ行ったの?たちまちガスがかかり頂上からは眺望な し。

実はこの時点で白馬駅での予定の特急乗車はほぼ不可能であったのだが、
そこは無計画に等しい計画立案者の山の家さん、数々のビールの誘惑にも負けず何 故か下りを急がされる。

何度も唐松岳からの下山中に雨にやられ、雨具を着たり脱いだりまさにサウナスーツ状 態。

結局幾度も飲めたビールを4時間も我慢して、口にしたのは白馬駅前の食堂。
喉に突き刺さるドライな泡の刺激で気を失うかと思うくらいの旨さ♪

白馬駅からは特急を乗り損ねた為、ローカル線の旅となり一路奈良へ。
とても本日中に奈良に到着は無理かと思われたが、そこはリーダー、『やっぱ!持っているねぇ〜!』
ゲリラ豪雨の影響でダイヤが乱れ、 列車が遅れていたおかげで神技のごとき乗り継ぎで無事奈良へ

・・・お疲れ様でした。

興味のある方は是非、盛夏に欅平から餓鬼山経由で唐松岳に行かれてみては!
 当然、私は遠慮させてもらいます・・・夏のこのコースは拷問やわ!

文・写真:点の記