奈良山友会 山行の記録

奈良県勤労者山岳連盟主催 県連交流山行

果無山脈縦走

2005年10月29日・30日



参加者24人

<コース>
10月 29日 郡山三の丸会館前−ヤマセミの里−果無山脈登山口−和田の森−安堵山−ヤマセミの里
10月30日 ヤマセミの里−安堵山−冷水山−石地力山−果無峠−十津川村−三の丸会館前



大塔の山々

奈良県勤労者山岳連盟(県連)に加盟しているクラブ会員の交流を目的とした山行です。
山行計画は県連主催のハイキングリーダー学校の受講者が計画書を出しました。

(1日目)
天気予報は見事に当たり朝から雨で、気分の重い中集合場所に着きました。
バスの車内では今回の山行計画の説明、班リーダー(L)、サブ リーダー(SL)、班メンバー、自己等の紹介があり、和やかな雰囲気の中目的地に向かいました。
バスは高野山から龍神村に向う途中トイレ休憩に停車した護 摩山展望台では横殴りの雨です。山行の中止を考えても良いと思うほどでした。

ヤマセミの里に到着しても雨は止んでいません。今日の行程を中止にするか、班のL.SLが相談しました。
その結果、出発する事になりました。今回ルート経 験者がいない為、登山口までのルートが良くわからないので不安でした。

登山口に着くはずが獣ネットを設置している畑の中に出てしまいました。
すぐそばに登山口を見つけると看板に「果無越え入口」と書かれているのを見て気合が 入ります。
登山口から高低差500mの急な登りになります。レインウエアを着ての登りはサウナに入った様で汗がふきでてきます。
休憩無しでは登りきれませ ん。1時間ばかり登り休憩を取るころには雨が止んでいました。

登山道を登りきると和田森のピークにでます。ここから稜線を進みます。
稜線の登山道は林道と交差します。この登山道は整備されていません。
熊笹の群生帯の中をかき分けて進みます。これこそヤブこぎです。鎌、なたで前払いが必要な ほどの悪路です。
やがて登山道は自然林になり安堵山のピークに着きます。ピークを踏んで林道に出ます。

バスの待機場所までブラブラ歩きです。
バスの待機場所にある展望台か らの眺めは大塔の山々が視界に広がり、果無山脈の山深を感じることができます。
今日の行程が終わりバスで宿泊地のヤマセミの郷に帰ります。宿には温泉があ り実にいい湯で満足のいく温泉でした。
食事は山里らしく山菜の天婦羅、鮎の塩焼きや猪肉の甘露煮、めはりずしなどご馳走です。
ビールやお茶で乾杯し他の クラブ会員と交流を深め、和気合いあいと食事を取ることができました。

明日は6時出発のため、21時に消灯でした。

(2日目)
昨日の下山場所までバスで到着、天気は曇から晴れの予想、絶好の登山日和です。
ここからの登山道は整備されて、歩きやすく緩やかなアップダウン の登山道になります。
周りの景観はブナを主体とした広葉樹林帯に変わります。その中を進みます。紅葉も色づいています。


広葉樹林帯

黒尾山に登ると冷水山に続く縦走路が目の前にあります。
名前の由来の如く、果し無く山々が続いている感覚になります。冷水山は果無山脈の最高峰の山です。 ここからの展望は抜群です。
そしてブナの原生林の平坦な登山道を進みブナ平のピークにでます。ここからの展望は熊野川の流れが見えます。

石地力山を過ぎると果無峠の出合に着きます。右に行けば熊野本宮方面、私達は左の十津川温泉方面に進みます。
ここからは植林帯の登山道をひたすら下りま す。途中展望が開けた場所からは大嶺の山々が視界に映り釈迦岳が見えます。
これらの眺めを展望できるのも縦走登山ならではの醍醐味です。石仏を祀っている 観音堂を過ぎ果無村集落を抜けます。
驚いたのは集落の玄関先が登山道になっていることでした。
そして急勾配の石畳を下ると、果無峠道標がある林道に降り立 ちます。
歩行距離24q、行動時間12時間の果無山脈縦走登山の終了です。

果無山脈

文:チョモランマ 写真:ロザリア