奈良山友会 山行の記録

三ノ沢岳
ハーレム山行

2005年8月20日〜21日


<メンバー>
L.山の家、porori、やまねこ、どろんこ

<コース・コースタイム>
菅の台バスセンター−ロープウェイ乗り場(しらび平駅)−千畳敷−乗越浄土− 
駒ケ岳頂上山荘テン場(泊)−中岳山頂(2,925m)−宝剣岳山頂(2,931m)−三ノ沢分岐−
三ノ沢岳山頂(2,846m)−三ノ沢分岐−極楽平−ロープウェイ乗り場(千畳敷)

中央アルプスは初体験。奈良からのアクセスは北や南よりも早く手近なアルプスという 感じで大変気に入りました。
駒ケ岳ロープウェイに乗り山小屋を利用すれば楽に登山を楽しめるものを…
そうです。今回は試練の”初級テント泊教室”だったのでした。。。

第一日(8月20日)歩行時間 約1時間

今年の残暑は大気が不安定でお天気の悪い日が続き、前日までほぼ中止予定でしたが降水確率40%と持ち直し(?どこがじゃ〜)出発する事になり ました。
早朝に奈良を出発し長野に向けて車を走らせます。途中豪雨、事故渋滞とテンションは下がる一方。
なんとか現地に到着し昼食とテントでの食材を悠長 に調達”ホンマにやる気あるのかいなぁ〜”てな感じでスタートしました。

バスセンターでは曇り空ながら、もしかしたら晴れてきたりして…と淡い期待を持ちながらバッチリ?!とガスに覆われた山頂を臨みます。
引っ切り無しに来 るバスに乗り、30分待ちのロープウェイに乗り千畳敷に到着。沢山のハイカーの中に大荷物の4人組が浮いてます。
千畳敷のお花畑を鑑賞しルンルン♪で登っ て行きたい所ですが高度を上げるに連れガスが…乗越浄土で雨は本降りになり、
駆け込んだ宝剣山荘の入口で雨具とザックカバーで装備を整えますが雨足は強く なるばかりです。

リーダーの「行くで〜」のお言葉に「ヒェ〜」と声が出ました。宝剣山荘、天狗山荘を見送り二又では西の横手コースを進みます。
此方は岩場で○危コー ス”。ピィーピィー”言いながら越え、なんとかテン場の駒ケ岳頂上山荘に到着。
小雨になったので大急ぎでテントを設営しテントの中に逃げ込みました。

今回の山行でのメニューはニンニクと生姜たっぷりのお鍋とビールでご機嫌のテント食でした。
”ハーレム山行”どころか”おっさん山行やなぁ〜”と言われ てしまうぐらい飲んじゃいました。。。

第二日(8月21日)歩行時間 約6時間

深夜のテントは風にあおられて、なかなか熟睡出来ずにいましたが起床予定の3過ぎに目覚めパンだけの寂しい朝食を摂り、
雨に濡れたテントを撤収し濃霧 の中5時に出発します。『やっぱり行くのね…』と心の中で呟きます。

湿気た分の荷物が重いのか? 気持ちが重いのか? 飲み過ぎて体が重いのか? テンションの上がらないまま中岳山頂(←感動なし)。
このあたりから霧雨 も…宝剣山荘で小休止。『本当に宝剣岳に行くのぉ〜?』『地図上では○危が2個も有るでぇ… 荷物多いでぇ…』と再び心の叫び!

雨は止んだが濃霧のまま宝剣岳へ。鎖場が多く岩が濡れている分、緊張するが好きなコースでプチ御機嫌!宝剣岳山頂到着。
展望が良ければ北アルプスと南ア ルプスの山なみが臨めるらしいが今回は想像するのみ!
ここから三ノ沢分岐までが今回の一番恐〜い所らしい。荷物が大きい分身体の自由が利きにくく鎖場の連 続で緊張する。
展望がないので高度感がない分映画のセットのような感じなのが残念だったが、今回は誰とも出会わなかったのが有難かった。

無事に三ノ沢分岐に到着しサブザックで三ノ沢岳に向かう。先程までの緊張から開放されて気分はハイカー!
雨に洗われたハイマツが美しい。チングルマ(果 実)が霜に濡れた姿がとても綺麗、今まで出会った中で一番です。
展望がないので花を愛でながら…でも1時間半の散策はちょいと長く、歩く事に飽きて撮影モードに切り替えて暫くすると三ノ沢岳山頂到着。

『おぉ〜君を目指して奈良から25時間もか けて私達はやって来たんだよ。』と語り掛けそうになりました。
感無量な気持ちを残しながら山頂を後にしました。

とても良いコースを紹介頂き有難うございました。今度は晴天の時に再度挑戦したいと思います。



文・写真:どろんこ