奈良山友会 山行の記録

第35回クリ−ンハイク
柳生街道コース
高円山〜滝坂の道

2003年6月1日
山友会19人 一般13人

<コース・コースタイム>
近鉄 奈良駅9:10―柳生街道入口9:50―白毫寺登山口10:18―大文字火床10:55―
高円山展望台11:40―地獄谷新池12:15(昼食)12:50―春日山石窟仏 12:55―
首切り地蔵13:15―高畑駐車場15:00―浅茅が原15:15

ふるさとの自然を守り育てるという主旨で、
例年6月の第1日曜日に開催される「クリーンハイク」(清掃登山) も今回で35回を数えることになりました。

奈良山友会では柳生街道コースと業平ロマン 街道コー スを案内させていただきました。
ご参加いただきました皆様にはたくさんのゴミ拾い、環境の美化 にご協力 ありがとうございました。厚く御礼申しあげます。

雨天決行とは言え、前日の台風には戸惑いま したが、 何とか天気も回復の兆しで奈良駅噴水前に集合します。
当日参加の方も含め32人で出発です。

雨 上がりの奈良公園はしっとり水を含んだ緑が鮮やかで、の〜んびり鹿の群れが休日の朝をくつろいでいます。

飛火野、志賀直哉旧居を過ぎ柳生街道入口で金バサ ミ、軍手、ゴミ袋などを配布し、
今日のコースと予定を案内して白毫寺裏の登山口から高円山へと入ります。
車道沿いの草むらには相変わらずカン、ビンが多 く、登山道に入るとすぐに投げ捨てられた大量のゴミを発見します。
ここは前回もゴミが捨てられていたように記憶しています。
写真係りがしっかりカメラ に収めます。



大文字の火床までは雑木林、竹林の上りが続 き、サワ サワと梢が揺れて昨日の雨がシャワーのように落ちてきます。
空も少し明るくなり、火床に出ると一挙に展望が広がり、懐かしい、美しい私達のふるさと奈良市 街が一望です。
明 るく開けた笹原の斜面にはブロックに囲まれた大文字の火床が、ほぼ等間隔に、お行儀良く並んでいます。
登山道もこの斜面も殆どゴミはありませんが、すぐ脇 の林に入ると考えられないくらいゴミが散乱しています。
ビン、カン、ビニール袋、プラスティックトレイなど、入れば入るほど捨てられています。
危険のない ところまで拾います。
続いて高円山展望台の手前、右手の草木の中 にまた大 量の不法投棄を発見しました。
大きなドラム缶、脚立、はしご、布団、傘など。
もう少し行くと車道ですからこれは車で運んできて捨てたものでしょうか?



大体、車道に近い登山道にハイカーのゴミや 不法投棄 が目立つようです。
車道を歩き地獄谷入口から滝坂道に入ると、 急にハイ カーが多く、先客で賑わう地獄谷新池で昼食にします。

食後は18体の春日山石窟仏を見て、滝坂の道を下ります。 古くは牛、馬で米や生活の糧を運んだという 当時の面 影を、苔むす石畳に残し、
「その表情 笑ふが如く、また泣くが如し」 と詠われ た夕日観音、朝日に映える朝日観音、
寝仏、首切り地蔵など柳生一族の夢のあとも偲ばれる道です。



金ハサミ、軍手、ゴミ袋の私達を見て「ゴミ を拾って くれてるの〜ご苦労様」と暖かい声をかけて下さる方もたくさんあり、
これも一つのPR、この姿勢も大切なことと実感しました。
拾ったゴミを高畑駐車場で計量します。 ゴミ量 ビン 10.5kg カン 16.5kg その他 31.2kg 合計 58.2kg こんなにたくさんのゴミが捨てられていたの です。
一般参加していただいた方にはお礼を述べて ここで解 散し、山友会会員は指定のゴミ置き場、
浅茅が原まで持って行きます。

総 じて登山道にゴミはあまりありません。
脇に入るとたくさん捨てられている個所もあり、最も気になるのは、車道に近い所、
車道から登山道に入った繁みなどに 目立ちます。

捨てたゴミは自分の視界から無くなればそれでよいのでしょうか?消えてしまうとでも思うのでしょうか?
それらのゴミは永久に土に返ることはな く、環境汚染、自然破壊に繋がるのです。許せないことです。 山は心のふるさと、一番身近に触れ合える自 然。
私達は決して山にゴミは捨てません。
今日参 加いただ いた皆様も、今日ごくろうさまと声をかけて下さった方も捨てません。
ゴミを拾うと言う小さな行為が自然を守り育 てること につながり、美しい自然を取り戻すことが出来るとすれば、
もっともっと善意の輪を広げて行きたいものです。 回を重ねて、いつかゴミ0の日が来るとすれば、この運動も大成功ですね。
近い未来にそんな日が来ることを願ってやみ ません。

次の機会も是非ご参加いただきますよう、お 待ちして おります。

文・写真:porori