奈良山友会山行の記録

大峰
弥山川

2002年11月3日〜4日

参加者8名

私にとっては念願の弥山川だっ た。そして、幸か不幸か、秋山?冬山?一日に両 方体験でき、充実した山行となった。

11月3日(日)2時30分、橿原神宮前駅より、天川川合へ向けて出発。
途中、スーパーで今夜の買出しを済ませ、車は一路 川合へ。
最初のテント場に 予定していたところは人がいっぱいだったので、急遽洞川キャンプ場へ移動する。

 季節外れのせいかこちらはテント客はちらほらで、我々にとってはちょうど良く、遠慮なくテント場を確保させてもらった。
さあ〜始めよう!今夜は焼肉だ! 山行に来て焼肉パーティをするのは今回が2度目だが、気の合う仲間同士での食事はいつに無く格別。
今夜はこのテント場で就寝。

4日(月)朝は4時30分に起床。残念ながら天気が今一つはっきりしない。
そうこうしているうちに、なんと雪(!)が降り出した。予定通り行く か、それともやめるか・・・みんなで検討する。
相談の結果、車1台は天川村役場に置き、とりあえず登山口まで行くことにした。
登山口の熊渡まで行ってみた結果、こちらでは雪も降ってないので、結局山行決行ということになった。

一の滝
オーバーハングの梯子

弥山川林道をたどり、広々した河原まで来ると、赤や黄色に染まった木々が我々を迎えてくれる。「来てよかった・・・。」
そこから少し上流に詰めると、美しい淵が半分も埋もれたガマ滝に出会う。
もし全体が見えれ ば、一枚岩のかなり大きな滝だろうと思う。ここから山道に入る。

鉄梯子や桟橋を渡り登って行くと、再び滝に出会う。これが一の滝か二の滝かわからないが、
これから後も幾つかの滝を見ながら歩くことになる(帰ってガイドブックを見たところ、一つ目が一の滝だったらしい)。
さらにどんどん詰めると、梯子の連続 となる。垂直に近い梯子や、今にもくずれそうなものもあり、緊張の連続である。
 
双門ノ滝
空中回廊

いよいよ、足元に雪が見え始めるころ、双門ノ滝に出会う。
立派で、周囲の景観に溶け込み、 すばらしい滝だ。写真に収める人が多いのもよく分かる。
 
河原小屋
雪の中で渡渉の連続

昼近くに河原小屋に着き、ここでお昼にする。
もうここは秋の山などではなく、完全に冬山と いっても不思議でないくらい積雪がある(20cmぐらいかな?)。まだ11月初旬だというのに。

食事もすみ行動開始・・・と歩き始めようにも、進むべき道が分からない。
みんなで手分けして探すと、川を挟んで向こう岸にテープを発見(雪でテープの発 見も容易でない)。これからは渡渉の連続なのだが、この時点では誰にもそうとは分からなかった。
一つ川を越え、少し進むとまた川を越え・・・こんなことの繰り返しである。
そうこうしてるうちにメンバーの一名が凍える川に<ドボ〜ン!>

コンパスのせいか、皆より足の数が足らないのか(?)私には分からないが、かわいそう。
 
厳しい階段
狼平避難小屋

渡渉が終われば、今度は先日高校生が滑落したという(大事には至らなかったようだが)鎖梯子だ。
上の方は梯子が雪で埋もれている状態。ここは緊張する。 落ちればまさに一巻の終わりだ。ハラハラ、ドキドキ・・・。

無事通過。ほっと一息。ここから狼平避難小屋に向かう。早く下山しないと、洞川に着くころ には日が落ちてしまう。

案の定、下山途中に日が暮れてしまい、ヘッドランプを装着しての歩行となった。結局、洞 川にたどり着くころには皆クタクタ、足はガクガク。

振り返って見れば、1日でトータル約11時間にも及ぶ歩行だった。しかし、みんな大満足だったことは言うまでもなく、非常に充実した山行になったと思 う。

※ この山行については、円の亡者さんも、山中歴日のページに詳しい山行記録を掲載されています。ぜひこちらもご覧下さい。

地図


文:kazukun 写真:円の亡者、山遊亭軟弱