奈良山友会 山行の記録

公開山行
比叡山〜大原

2002年11月17日

延暦寺にて
延暦寺にて  参加者40人(うち一般参加者22人)

<コース・コースタイム>
叡電修学院駅9:00−きらら橋9:30−ケーブル比叡駅11:00−頂上駐車場11:30−大比叡三角点11:45−12:00延暦寺(昼 食)12:40−
玉体杉13:30−横高山13:50−水井山14:20−仰木峠15:00−大原16:00


ここのところ週末に寒さが続いていましたが、今日は久しぶりに暖かい小春日和。
雲一つない秋晴れのもと、公開山行で京都の比 叡山に登り、縦走路を大原まで歩きました。

 まず第一集合場所の丹波橋駅で一騒ぎ。要予約としているのに、「申し込んでいないんですけど・・・」と言いながら4人もの方が来られました。
しかもその うちの1人は年令制限を超える65歳。これには困りました。当日なら断れないのを見越して来られたのかも知れません。
責任を持てないことを念押しして、京 阪特急で第二集合場所の出町柳へ。
 あわただしく40人の参加者を確認し、叡電で修学院に向かいます。駅到着は9時ちょうど。

駅から市街地を抜け、音羽川沿いに歩きます。周囲の紅葉はちょうどいいタイミングで、朝 日が映えて綺麗です。
30分で雲母(きらら)橋に着き、2班に分 けて、ここから山道に入ります。

雲母坂(きららざか)は のっけから休むことのない急坂で、息が切れます。
この道は比 叡山と京の都を結ぶ主要街道だったそうですが、昔の人は体力があったんですね。
30分ほどの急坂を登り切ると「水 飲対陣跡」があり、ここからは少し傾斜が緩くなります。
右手下方からは沢の音が聞こえます。周囲は雑木林が紅葉し、気持ちのいい道です。

引き続き尾根を登っていくと広場があり、ここで全員自己紹介をし、山友会のPRをしたあと、再び2班に分かれて出発。
植林に入り、また少し坂がきつくな ります。
ほどなく千種忠顕碑の分岐。やり過ごしてそのまままっすぐ杉林の中を行きます。
小休止をし ながら、予定コースタイムより15分遅れてケーブル山上駅に到着。
展望の素晴らしい所で、目の前に京都市街と愛 宕山がよく見えます。

ケーブル駅から愛宕山方面 頂上から琵琶湖・比良方面
ケーブル駅から愛宕山方面
頂上から琵琶湖・比良方面

駅からはスキー場まで広い道が続きます。このスキー場も閉鎖が決まり、跡地利用も未 定とか。
でも今日は吉本のタレントによるショーがあり、その前座の大 学ブラスバンドが練習中でした。
スキー場の前を通り過ぎ、しばらく行くと北側に展望が開けます。
北山を一望に見渡せる絶好のビューポイントで、まだら模様に色づいた山々の姿は素晴らし い眺めです。
右へ折れて林の中を登り、比叡山ガーデンミュージアムの横に出て、駐車場へ。
ここからは琵琶湖や 湖北の山が見えます。快晴の今日は蓬莱山が手に取るように見え、琵琶湖の彼方には白山らしき雪をかぶった山も見えて感激。
好天に恵まれて幸運でした。

バスの溢れる駐車場を抜け、眼前に見える小高い丘に登ります。テレビ塔が建つこの丘に一 等三角点があります。標高は848m
登山口の修学院駅の 標高が81mなので、馬鹿にならない標高差です。
頂上から少し下り、延暦寺境内(東塔)に入って、トイレもある阿弥陀堂付近で昼食にしまし た。

大比叡三角点 延暦寺で昼食
大比叡三角点
延暦寺で昼食

昼食後は西塔に向かいます。釈迦堂入口では、東海自然歩道として無料通行が認められている はずなのでそのまま行こうとすると、
受付のオッサンが不機嫌な顔をして「無料通行ならここを通らず階段を降りて脇道を通れ」と言います。
争ってもしかたな いのでその通りにしましたが、ほんの100mほど脇を通るだけで結局は同じ境内に出ます。
無駄な意地を張っているとしか思えない寺の態度ですが、仏教とい うのはもう少し度量の大きい物ではなかったのか、と一言言いたくなります。

縦走路に入り、緩いアップダウンの道を行きます。ときどきドライブウェイが見えます。
珍しい樅の木の天然林を通り、歩きやすいよく整備された道を 行けば、やがて玉体杉
この道を修行で通る僧が唯一座って休憩できる場所だそうで、石のベン チの上に玉座が置かれています。
ここからは琵琶湖・京都市街両方を展望することが出来ます。

玉体杉 水井山
玉体杉
水井山

鞍部に下り、東海自然歩道と分かれて横高山に登ります。この登りはきつかった。
標高差 50mほどの短い登りですが急傾斜の一気登りで、疲れた体にはこたえます。登り切ってしばらく休憩。
でも今日は一般の方は健脚が多く、中には疲れた様子を 全く見せない方も。
逆に「もう限界」という方もいますが顔は笑っています。
まだ登りは終わりではなく、あとひと頑張り、一旦下った水井山への登りもまた短いながら苦 しい登りでした。ここで今日の登りはすべて終わり。
水井山から急坂を下り始めてしばらくすると、北側の展望がいい地点があります。湖北や比良の眺めが良く、写真タイム。
本当に素晴らしい天気です。 山上は紅葉にはちょっと遅かったものの、周囲の山々は綺麗に色付いています。

だらだら坂を下って仰木峠着は15時。逆にコースタイムを上回るようになりました。
ここか らはユリ道(杉を運び出す道)と言われるなだらかな坂を下っていきます。
木漏れ日の気持ちいい林です。大原までは1時間の下りです。16時、観光客で溢れ る大原の里に無事帰り着きました。
歩き始めて休憩含みで7時間、よく歩きました。

 
水井山付近から比良の展望 八瀬で見た紅葉
水井山付近から比良の展望
八瀬で見た紅葉

帰途、八瀬でバスを降りて電車に乗り換えましたが、ここの紅葉は筆舌に尽くしがたい素晴ら しさ。
あんな真っ赤な紅葉は滅多に見られる物ではないと思います。

新聞に載ったこともあり参加者が多く、全員が無事にしかも時間どおりに歩けるかどう か心配しましたが、何とか成功裏に終わることが出来ました。
サ ブリーダーをお願いした方々を始め、皆様のご協力に感謝します。

文・写真:漫歩計