奈良山友会 山行の記録

南アルプス
鳳凰三山

2002年10月11日〜13日


砂払岳から、ビッグジャイアンツ・北岳−間の岳−農鳥

<メンバー>
kazukun、山遊亭軟弱、Mt.fuji

<コース・コースタイム>
12日
夜叉神峠登山口7:56〜夜叉神峠9:00〜杖立峠10:33〜苺平12:30〜南御室小屋テント場13:18
13日
南御室小屋テント場5:36〜砂払岳6:23〜薬師岳6:51〜観音岳7:27〜アカヌケ沢ノ頭8:26〜地蔵岳ピストン〜
アカヌケ沢ノ頭9:06〜高嶺9:41〜白鳳峠10:30〜白鳳峠入口12:20〜広河原12:36

<10月11日>
 夜8時 近鉄平端駅集合、3人で運転を交代しながら夜叉神峠を目指す。
高速道路は意外にスムーズに走行でき、約5時間半で目的地の夜叉神峠に到着。
林道の片側が無 料駐車場となっており、すでに20台位の車が止っていたが、その中の1台に難なく収まることが出来た。
夜空を見上げると今にも星が降って来そうなくらい綺麗で明日の天気が期待できた。
 すぐに車の横にテントを設営しビールで乾杯してシュラフに入るが、アスファルトの上のせいか深々と冷えてきて非常に寒いのと、
明日からの三連休のせいか頭の真横を 車が通り過ぎる音と振動でなかなか眠られず次の朝を迎える事となった。

<10月12日>
 7時起床、テントから顔を出すとすでに駐車場は満杯状態、早々に食事を済ませテントを撤収。
天候は雲一つ無い快晴、気分良く登山口を出発する。
 今日は一日中登りだが、久々の絶好の天気に気分も足も軽い。夜叉神峠小屋へは1時間ほどで到着。
若干の雪をいただいた北岳、間ノ岳などの白峰三山の絶景が目の前に現われ”今日は最高”と言わざるを得ない。
また、小屋前の登山道わきにこれまた見たことも無い風景を発見。
1組のカップルが寄り添って、こちらに尻を向けて熟睡しているではア〜リマセンカ、私も 長いこと山をやっていますが、こんな光景は初めてです。
皆さん、もし眠たくなったら登山道ではなく、別の場所でお願いします。

 
左:富士山もはっきりと                     右:薬師岳からの展望

 夜叉神峠を後にして木々の暗がりの中を登る途中で背後を振り返ると目の前に富士山が有るではないですか、感激。
疲れを知らない3人は、なおも順調に高度を上げる中、日本カモシカを発見して、
”鹿の肉はうまい、まずい、固い、臭い”と言いながら杖立峠を過ぎ苺平へ向かう。

苺平からは、高低差の無いひんやりとした木立の中を行くが、ここはコケ類が地面を覆い独特の光景を見せてくれた。
ここからは目指す南御室小屋テント場は近い、あと20分、10分の看板を見ながら現地到着は12:30 快調なペースだった。

早く着きすぎて時間を持て余した3人は、ベンチに座って山行談義。その内に小屋とテント場は満杯になる。
食事を済ませ早々に就寝、今晩は昨日の反省から着れる物は全て着て寝ることに・・。準備の良いUさんからのホカロンは、助かりました。

<10月13日>
 南御室小屋テント場を5:36に出発。
ほどなく、木々が真っ赤に染まり、ご来光を浴びながら薬師岳を目指す。今日も快晴です、行いの良い3人で良かった。
1時間あまりで薬師岳を経て、7:30には今回の最高峰観音岳に到着。

360度雲一つ無いこんな風景を見たのは過去に有っただろうか?
南アルプスの主稜線、富士山、関東方面の山々、八ヶ岳、甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳、
遠くに北アルプスの山々が遠望でき、それも紅葉で一杯です。

   
左:地蔵岳オベリスク         右:北岳、正面に大樺沢

 記念撮影の後、地蔵岳を目指す。
独特の形を持ったこの山は、近づいて行くほどに槍ヶ岳に似ており、更にアカヌケ沢ノ頭からは雑誌で良く見るあの山容を見せてくれた。
これまた、感激、紅葉の山々、快晴の天気、目の前のオベリスク、まいりました…。
 クライマックスの稜線を越えて、帰途につきます。高嶺からは急斜面の岩場、ガレ場を経て白鳳峠へ下り、
それからは、森林の中を正面に北岳バットレスを見ながら転げ落ちそうな急斜面を2時間下って白鳳峠入口に到着。モ〜ウ くたくたで〜す。

しかし、今回は疲れも爽快に思えるほど最高の山行でした。
当分先の天気運まで使ってしまったかのようなすばらしい天気で、見える所はみんな見た感じで感激です。
有難うございました。参加して良かった〜ア!!

文:Mt.Fuji 写真:山遊亭軟弱