奈良山友会 山行の記録

登山バス
木曽駒ヶ岳

2002年7月26日−28日

 奈良山友 会の2002年度登山バスは、総勢22人が参加。木曽駒ヶ岳に4コースに別れて登りました。
山行記録は4班それぞれにお届けします。各班いろいろのドラマがあったようです。 どうぞお楽しみ下さい。(漫歩計)

1班  「北御所〜うどんや峠〜伊那前岳コース」報告
(参加者5人)
斑鳩Y.I.さん撮影

コース
<27日>
 北御所登山口---蛇腹登山口---清水平---うどんや峠(五合目)---小屋場六合目---岩稜の七合目---
広大な尾根上の八合目---乗越浄土 ---宝剣岳北稜---宝剣山荘裏---木曽駒ヶ岳山頂
<28日>
 山頂木曽小屋---木曽福島コース八合目---七合目避難小屋---力水---スキー場

 
我がコースこそ、最高なり!

  足慣らしとも言える1時間の林道歩きの後、蛇腹登山口からは樹林帯の少々きつい急登である。
時折、伊那前岳に続く幾つかの山々が見え、あれを越えて行くの かと思うと不安がよぎる。
しかし、「峠まで登ればうどん屋があるから。」と、その昔、旅人を励ました強力の言葉をまことしやかに真似ながら、
マイナスイオ ンが満ちあふれているであろう森林の少し甘い香りに、うどん屋の話も満更嘘ではないような気がしつつ、思わず鼻歌がでる。
それにしても、他の登山者の気配 は全くなし。菅の台のあの混雑ぶりが嘘のようである。

うどんや峠
 
うどんや峠は、まばらな針葉樹の中の岩の露出した小さいが明るい空間である。
「やっと着いた!」と峠の日向に立つと、北御所谷から吹き上げる風の何と涼 しく爽やかなこと。
うどん屋こそないが、強力の励ましの言葉は、当たらずとも遠からずである。
更に、風の先には雲海に浮かぶ南アルプスも目にする事がで き、早くも、「このコースは最高!」と口々に歓声が上がる。

 さて、ここからは向きを左に直角にとり、伊那前岳への尾根歩き、本コースのメイン場面である。
苔生した日本庭園のルーツのような光景を過ぎると、ナナカ マドに囲まれた細長い池、一丁が池である。
ガイドブックには飲用水としては不適とあったが、泥沼そのもので、細かな虫が汗ばんだ肌に張り付くのを払いなが ら早々に通り過ごす。
秋には赤いナナカマドが水面を彩り美しい所なのかもしれないが、やや興ざめ。疲れが倍増する感じがする。

南アルプスのパノラマ

 小屋場六合目を過ぎると急に太陽が肌を刺す。低くなった樹林帯が森林限界の近い事を知らせてくれる。
わくわくする気持ちとは裏腹に足どりは重く、ザック のショルダーベルトが肩にくい込む。
皆の完黙の様子を目にして少し安堵するものの、右足の付け根が痛み出し、一歩そして一歩、歩を進めるのが精一杯。
 周りの景色に目をやる余裕もなくなりかけた頃、視界が一気に明るくなる。顔を上げると山全体がハイマツの海と化している。
火照った腕に触れるハイマツの 冷たく何と心地よいこと。「よし、頑張ろう!」と思わず口にでる。
ハイマツの背は一層低くなり、緑一色の急斜面の中に浮かぶ真っ白な大岩の上をストックの 石突きを響かせ進む姿は、
私の本山行に向け幾度も思い描き、最も期待していた光景の一つである。
しかし、登り続けて既に5時間が過ぎようとしており、感激の 気持ちとは裏腹な全身の疲れが実に悔しい。

 舟窪と呼ばれるダケカンバの茂った舟形の窪地を過ぎると、ハイマツ帯に浮かぶ大きな岩の島とも言えそうな岩稜の七合目である。
ねをあげることもなく一歩 一歩着実に登り続けた者への神様からのご褒美のように、実に涼しい大パノラマの尾根である。
真っ青な上空に飛行機雲が一筋、左には南アルプス全容、右には 西駒山荘が建つ緑の尾根、
そして、その谷下から霧が立ち上ってきたかと思うとスーッと消え、眼前の緑のピークの左後ろ、宝剣岳方面に虹が架かる。
実に涼し い風と共に雄大な自然に我が身が一体化していくような気の遠くなる感覚を覚える。
そんな時、先輩から頂いたオレンジとレモンの喉を通る冷たさは私の感動の 器を完全に飽和状態にしてしまったようで、
あれ程憧れていた宝剣岳への登頂意欲が立ち上ってきた霧の如く薄れていく。

 八合目までは、ハイマツ帯に伸びる岩塊の急坂を眼前に迫るピークめがけて登る実に辛い区間である。
「あんなピークを越えるのは嫌だ!道よ、ピークを巻い てくれ!巻け!巻け!」足の辛さがそのまま口にでる。
でも、「巻け♪甘えてばかりで♪ごめんね♪」親父ギャグで先輩諸氏を呆れさせる我が心身はまだまだ頑 丈のようだ。
それにしても先頭を行く先輩は実に元気である。
所々に可愛い顔を覗かせる花々に少女のような歓声を上げては、花の名を教えて下さる。
美しいの だが、名は右耳から左耳に抜ける。
 八合目は石碑等が立つ広大な尾根上にあり、ここを起点に幅広いガレキの斜面が両側にハイマツを従えながら眼前のピークに向かって伸びている。
「チングル マ」「アオノツガザクラ」「イワギキョウ(?)」…すぐ傍にいる少女の歓声が遠く聞こえる。全身の疲れが実に実に悔しい。


左:イワギキョウ              右:宝剣岳山頂

 ガレキの左端から千畳敷ホテルの赤い屋根と宝剣岳が見え、最後の砂礫の登りを女子マラソンのアンデルセン選手の気分で歩を進める。
鎖で囲まれた勒銘石を 横目に進むと岩稜の頭の下で軽装の登山者がカメラを覗いている。
後一息だ。カメラマンと挨拶を交わし、緩いカーブを過ぎると眼下に運動会のような様相の乗 越浄土。男性に背負われた高齢と思しき登山者とすれ違う。
気を引き締めねばと引きずりかけていた足を精一杯高く上げる。
しかし、大勢の観光客を前に、二本 の足で登り切ってきたんだという優越感を漂わせながら、
一端の登山家の如く歩く我が煩悩の大きさに、可笑しさが込み上げてくる。
宝剣山荘横でザックを降し、 岩の上で大の字になる痩せたおじさん。これが私である。

 宝剣岳北稜は、まるでテーマパークのアトラクションのように順番を待つ始末。既に薄れつつあった登頂意欲が更に収縮する。
しかし、岩登りが初めての私に とっては「鎖に頼らず、三点確保を!」の初体験。
登りはじめに見てしまった眼下の谷底の深さについついへっぴり腰になる。
ルート上にある岩場なら仕方ない が、自分には合わない事を確信し、下りは先頭をきる。でも「北稜からのピストンじゃなく、
南稜のナイフリッジも経験したかったな」とは、負け惜しみ?それ とも分不相応に聞こえるだろうか?
 乗越浄土到着で木曽駒を制覇したような気分になっていた私にとって中岳と木曽駒頂上への二つの登りは苦痛そのもの。
15時20分、木曽駒ヶ岳頂上に立つ が、私の感動の器は既に満杯。一人の人間の心では受け止めきれない程の2,956mの木曽駒に脱帽!

追伸その1
 日帰り登山しか経験した事のない私にとって、歩行5時間と標高2,000mは、
教育界でいう9歳の壁にも似た登山を志す者にとっての大きな壁である事を痛 感させられた山行であった。
更に修行を積まなければ…!再度、しっかり目を上げ、このコースに挑みたい。

追伸その2
 教師である私は、学校で、鼻に挿入したチューブから水分や栄養を摂っている、寝たきりの重度の障害を持つY君を受け持っている。
今、私は、彼に七合目の ハイマツの海で見た山の緑と空の青さ、そして吹く風の涼しさを味わわせて上げたい思いにかられている。
先日、先輩教育者が、教員の研修に絡んで「干からび た知識と人間性で子どもたちを教育して良いのか!
この夏期休業中こそ、豊かな知識と人間性を磨こうではないか!」と述べられた。
教師である私にとって、こ の2日間の山行程、価値ある研修はなかったと確信している。
 木曽駒の自然と本コースを共に歩いた素晴らしいメンバー、そして山友会の皆さん方に心から感謝の気持ちを表したい。
ありがとうございました。


文:M.M. 写真:pororiI、斑鳩Y.I.



2 班 「三の沢岳コース」報告
(参加者4人)

コース(27日、28日は各班同じ)
 千畳敷---極楽平---三の沢分岐---三の沢岳---三の沢分岐
 ---宝剣岳---宝剣山荘---木曽駒ヶ岳---頂上木曽小屋

 駒ヶ根に2時頃到着。テントで仮眠。
 朝の早くから、しらび平行きバス待ちの行列に起こされ、眠い目をこすりながら起きると、いよいよ登山の始まりです。
今回は4コースの中の「三の沢ピスト ン」という、ロープウェイを使う少し軟弱がかったコースかなと思っていましたがなかなかの厳しい行程でした。

 とにかく、バス待ちの行列を横目にタクシーでロープウェイに向かいます。
朝早いのにもかかわらず、長蛇の列。もらった整理券は170番台で1時間近い待 ち時間。
1番の人は何時に来るの?と思わずつぶやきます。

ロープウェイから降りるとそこは雲上の天国(少しクサイか)、快晴の空の彼方には八ヶ岳、南アルプス、富士山とそろい踏み。
こうなると気分はルンルンで 極楽平への急登も楽勝です。
途中でクーさんによる高山植物の講義を受けながら(申し訳ありませんが全て右から左)高度を稼ぎます。
極楽平からはかなり遠く に目指す三の沢岳が大きく見え、目を右に転じると木曽谷越しに御岳がまた大きくそびえています。

 分岐から三の沢岳に向かって歩き始めます。振り返ると、宝剣岳があくびをしているゴリラの様に見えて思わず笑ってしまいました。
ハイマツ帯の中をいった ん大きく下ってまた登り返すことを何回か繰り返し、大きな岩が積み重なっている頂上に到着です。
驚いたことに20〜30人がくつろいでいました。
岩の上で のんびりしたいですが、人が多いので早々に出発し途中で昼食をかねて大休止です。


左:山頂はまだ先               右:三の沢岳山頂

ここで、携帯にて総リーダーの山の家さんに連絡。
散策コースグループは元気とのこと。後に も先にも連絡がついたのはここだけでした。

 分岐まで戻って、いよいよ宝剣岳の縦走にかかります。いきなり高度感の有る岩の上に立たされ少しビビリました。
あとは鎖・固定リングを頼りに岩を乗り越 え、また岩のトンネルをくぐって頂上に着きました。
ここもたくさんの人、人です。早々に木曽駒に向かいます。こちらの方は意外と短く、すぐに下りることが 出来ました。
宝剣岳は南尾根が長くて怖い・・・。


 宝剣を下りたところで「うどん峠グループ」とバッタリ。彼らはこれから宝剣です。
天狗山荘から動きを見ていましたが、混んでいてなかなか進まないようで した。我々は木曽駒に向かいます。
中岳を越え木曽駒の登りはきつかった。頂上では少しガスが出てきて展望はもう一つ、
少し休んで今日の宿、赤い屋根に大き な字で「頂上木曽小屋」と書いてある小屋に入ります。
我々が一番乗り、意外でした。1時間少し待つと全員無事に到着です。さすがに疲れた様子でバタン キューの方もいますね。


 翌日(28日)朝、ご来光を見に行きます。木曽駒から見ていると、ちょうど八ヶ岳の後ろから出てきました。
思わず感嘆の声が出ました。普段あまり感動す るということがありませんが、やはり荘厳なものを感じます。

木曽駒ヶ岳のご来光

5時から朝食、6時に全員で下山にかかります。長い下りをどんどん行きます。
昔は主な登山道だったのでしょうがロープ ウェイが出来てからは寂れているよ うです。
でも、七合目には立派な避難小屋がありこの登山道を守ってゆこうとする意志を感じます。
下るにつれ暑くなってきますが、所々にある水場がおいしい 潤いを与えてくれました。
大きな沢を渡ると少しの林道歩きの後、スキー場について山行も終わりです。

 でも、今回の山行の終わりには大変なオマケがありました。それは、ヒミツ。
 (^.^)>(^.^)>\(^_^)/ヤッター!!

文・写真:山遊亭軟弱 写真:porori、クー



3班  「桂小場 根性の10時間コース」報告
根 性の10時間コースで心はひとつになったか?
山行目的「心を一つに」
(参 加者7人)

コース(27日、28日は各班同じ)
 桂小場---ちりめん坂---野田場---馬返し---大樽避難小屋
---胸突ノ頭---西駒山荘---八合目---濃ケ池---駒飼ノ池
---宝剣山荘---中岳---駒ヶ岳山頂---木曽小屋

《1日目(7/27)》

早朝、登山バスの参加者全員で仮眠をとった駒ヶ根の駐車場を後に、我が班だけ が再びバスに乗って出発。
途中、道がよくわからなかったり、道が細くなった りで、少し不安だったが、なんとか桂小場に到着。6時15分出発。

 約1時間で1,600m地点に到着。(このコースは、途中まで信州大学の調査用か何かで標高50mおきに立て札があってわかりやすい。)
出発地点が 1,250mだったから、順調に登っているが、この樹林帯の中は無風で、ダラダラとした登りでひたすら暑い!


クマがいた!
 馬返しを過ぎた辺りで、下山してきた人から「この上にクマがいた」と聞き、メンバーの顔に緊張が走る。
鈴を取り出しトップが鳴らしながら登ることにする が、慌ててタバコを吸う人(クマはタバコの煙が嫌いらしい)も現れた。

 胸突八丁から急な登りとなり、汗ダラ状態が続くが、時々感じる涼しい風が心地よい。
展望もだんだん良くなって、胸突頭手前で休憩したときには、北アルプ スは曇っていたが、御岳や甲斐駒ははっきりと見え、富士山の頭の部分もやけに近く見えた。
結局クマは現れず、そうとわかれば「口ほどにもない奴、きょうは 勘弁してやる」とクマの悪口。

 12時に西駒山荘に到着。小屋の前には、コマクサの再生地があり珍しい赤いコマクサが咲いている。
昼食後、心もリフレッシュされて宝剣岳目指して、い ざ、出発。まもなく4班とすれ違う。


左:珍しい赤いコマクサ                 右:西駒山荘にて

まだある、まだあ る・・・
 1時半過ぎ、濃ケ池に到着。景色は良いが、睡眠不足と疲れから休憩時に居眠り続出。
そろそろ歩くのも飽きてきた。
ところが、これからが長かった!1時間 ばかりで着いた小雪渓で飲んだ冷たい水はとても美味しかったが、この先がすごい坂でハシゴまで現れた。
15時15分に宝剣山荘に着いたときにはみんなヘロヘ ロで、結局宝剣岳のピークは諦めた。

 「これで、後は楽に小屋に行ける」と思ったのは大間違いで、「着いた!」と喜んだ小屋が間違いで更にピークを2つ登らなければならなかったりで、
ほんま にボロボロ状態で駒ヶ岳山頂に着いたのが1時間後。
歩き始めてから10時間もたっていた。でも、ここまで来れば、本日お泊まりの頂上木曽小屋はすぐ下で す!


左:雪渓                      右:濃ヶ池

《2日目(7/28)》
心残りの撮影会
 「4時間足らずの下山コース」という総リーダーの説明を聞き、6時に小屋を出発。
一応、みんな昨日の疲れから回復したようだが、靴擦れがひどい人もいて ゆっくり下山。
ところが、これまた、歩いても歩いてもまだまだ先のあるコースで、結局、バスが待つ駐車場に到着したのは12時前。
この2日間本当によく歩 いた。

 それにしても、駐車場での珍しい撮影会、多くの人が見たのに・・・見れなかったのは残念だった。
この山行の最大の心残りとなった。


文:TAKACHAN   写真:山遊亭ころり


4班  「千畳敷散策コース」報告
(参 加者6人)

コース(27日、28日は各班同じ)
 菅の台バス停〜しらび平〜千畳敷駅---千畳敷---乗越浄土
---宝剣岳---乗越浄土---濃ヶ池---8合目分岐---馬の背---
---頂上---頂上小屋

<前日>
 一週間前から台風の動きが気になっていましたが、参加者の日ごろの行いがいいのか台風もそれ好天の登山バスとなりました。
JR天理駅に集合し一路菅の台 BSを目指す。
菅の台BSに着くと休日前なのか多くの車が止まっている。バスの先でテントを張り朝まで仮眠する。

<27日>
 朝方、人のざわめきで目を覚ましてみるとバスを待つ人の列がテント前に並んでいた。
 5時に起床し朝の準備にかかる。昨夜乗ってきたバスが団体専用の駐車場に移動していたのにはビックリしました。
タクシ-を6時30分に予約しているので 1班から3班を見送り時間まで周りの景色を見る。
 駐車場からは宝剣岳が朝日に赤く見える。6時過ぎに2台のタクシ−に分乗しロ−プウェ−駅に向かう。

 しらび平に着くと多くの人がロ−プウェ −を待っている。
私達も列の後ろに並び整理券を貰う。待つこ と1時 間30分、やっとロ−プウェ−に乗る事ができ、千畳敷駅までの空中散歩を楽しむ。
眼下には、登山道が見え隠れする。標高が上がることに視界が開けこれから 登ろうとする宝剣岳から木曽駒ヶ岳が目の前に広がっている。

 千畳敷駅を一歩出るとそこは下界とは違 う景色が、目に飛び込む。
千畳敷までの登山道の両脇は、高山 植物の可憐な花が咲いている。
時間に余裕があるのでいろいろな花を楽しみながら乗越浄土の登りを歩く。冷たい風が心地よくやはり2000m級の山だと感 じられる。

越浄土で小休止後、宝剣岳に向かう。岩場 を何とか通過して頂上に着く。
 360度の展望を楽しむ事ができ、今回の登山バスに参加して良かった感じた。
南アルプス・御岳山・北アルプスと展望を十分に満喫し乗越浄土まで戻る。

 木曽駒ヶ岳に向かえば後1時間で着く が、リ−ダ−の一言で濃ヶ池に向かう。
せっかく登ってきたのに 下るの がもったいないという感じがしながら歩き続ける。
途中振り返るとさっき登った宝剣岳がそびえたっている。登山道には、雪が残っていて冷たい風が心地よく感 じる。
濃ヶ池ではゆっくり休憩を取り思い思いの時間を過ごす。

八合目に向かう途中でうどんや峠経由の班の人達と出会う。
しばし話しあった後、最後の登りを頂上に向かって歩く。午後3時過ぎにやっとの思いで頂上に立 つ。


左:全員揃って記念撮影                            右:美しい夕陽

 頂上小屋では各班が到着し自分達が 登ってきたコ−スや花の話で盛り上がっていた。

<28日>
 翌朝、御来光を見るために4時に起床し準備に取り掛かる。
山小屋の朝は早く、他の宿泊客もあわただしく朝の準備をおこなっている。
 日の出は5時頃と聞き、時間を合わせて頂上に登る。
頂上には、一目御来光を拝もうと多くの人が、待っている。南アルプスの山脈の先は赤く染まり、今に も太陽が出ようとしている。
 太陽が顔を出した瞬間、どよめきと歓声が上がりいつ見ても感動する一瞬です。

 山小屋に帰り、朝食を済ませ予定より1 時間早く出発となる。
 昨日と同じように各班に別れ、下山となる。八合目・七合目と下り、五合目手前では、疲れが出てくる。
五合目を少し下った所に水場があり、湧き水のおいし さに感激。
地図上では力水になっていたが、まさにその通りである。喉の渇きをうるおし、もう少し頑張ろうという気が湧いてくる。

 水場を過ぎ40分ほどで林道終点に着 く。
最後の班だったので私たちが着いたと同時に1班・2班とス キ−場を目指して行く。
私たちの班も休憩もそこそこに最後の林道歩きをする。
 ここまで下ってくると、暑さでバテバテになる。林道歩きは疲れた足にはこたえる。
山は楽しく登れと誰かが言っていたけれど、下りだけで6時間はとにかく シンドイの一言。

 やっとの思いでゲレンデに到着。
 今回、山友会の登山バスに初めて参加して、天気に恵まれ中央アルプスを満喫できました。



文:Y.M. 写真:円の亡者、斑鳩Y.I.



 最後に総リーダー「山の家」さんに一言お願いします・・・

 
木曽駒は雄大でした。4 班に分かれて4コースを登りましたが、
それぞれ違う景色を見 て、4つの感激を聞くことが出来ました。
会員の親睦の目的も果たせました。自信もついたと思います。
 参加された皆様、お疲れさまでした。これからも楽しく山を歩きましょう!
(山の家)

 いかがでしたでしょうか。苦労して登っ た山で得た感激は、一生忘れ得ないも のとなったはずです。
(文体の違いなどは敢えて調整せず、そのまま掲載しました。)
奈良山友会の登山は、安全第一は当然ですが、このようにみんな楽しく山の素晴らしさを満喫しています。
あなたもご一緒に、如何ですか? (漫歩計)