奈 良山友会 山行の記録

花いっぱいの
金剛山


2002年5月11日

参加者7人

 春は花の多い山がことのほか人気で、みんな遠くの山でもどんどん出かけます。他ならぬ私もそうです。
 でも遠くまで行かなくても、近くの山にも、実は、花がいっぱいあったりするのです。
今日行った金剛山もまさにそれ。今回は、クリンソウやヤマブキソウを 始め、いろんな花達に出会うことが出来ました。

 
左: クリンソウ                                            右:ヤマシャクヤク

 千早登山口から黒栂林道に入り、途中から右に沢筋を登ります。道標のない道ですが、しっかりした踏み跡はあります。
敢えて詳しい場所は書きませんが、ま ずクリンソウの大群落があり、驚かされます。
実に素晴らしい群落です。その近くにはヤマシャクヤクの群落もあります。白く良く目立つ花です。
さらに、登山 道のあちこちに黄色いヤマブキソウ(ヤマブキと同じ色ですが花は全く違います)が沢山咲いています。
大阪の、こんな有名な、交通も便利な山に、これほどの 自然が残されていたのかと、うれしくなってしまいます。
ほかにもユキザサやチゴユリが随所に見られます。

 しかし、気になる点もあります。花を見るために、本来の登山道以外に多くの踏み跡が出来、
さらに写真を撮るために植物を踏み荒らしたような跡もあり、植 物を採取した(!)と思われる箇所もあります。
悲しいですね。少しでも山を荒らさないようにしたいものです。
山で楽しませてもらっている仲間の一人とし て、自戒をこめて、「山を荒らすな」!!
花はそっと見るだけで十分ではありませんか?

 やがて国見城跡に登り着き、昼食。霧のため展望は全くありませんが、
ここで山友会会員でもある円の亡者さんたちの一行に偶然出会い、賑やかな食事となり ました。頂上では八重桜が満開です。

 
左: ヤマブキソウ                                         右:シャクナゲ

 昼食後は、ちはや園地へ。このちはや園地はなかなかのすぐれものです。
人工の施設だからと言って決してバカにしてはいけません。
今日も、満開のヤマツツジ を始め、シャクナゲ、ユキモチソウ、ヤマブキソウ、クリンソウ、八重桜、その他にも花がいっぱいです。
今は咲いていませんがシラネアオイやカタクリ、クロ ユリなどもあるのです。
植えたものとはいえ、もともと金剛山にある花ばかりですから、ここでも金剛山の自然の豊かさを感じます。
見捨てたものではないので す。特に今日は満開のヤマツツジが見事で、思わず感嘆の声が上がるような素晴らしい木が多くありました。
一見の価値と言うより、何度も来る価値のあるとこ ろです。

 
左: ヤマツツジ                                           右:ユキモチソウ

 ちはや園地を一周したあと、ブナ林を通り抜けて葛木神社に参拝し、タカハタ谷を下ります。
転げ落ちるような一気下りやロープの岩場もあり気は抜けませ ん。でも自然林の中は気持ちがいいものです。
 無事登山口に降り着いたのは15時30分で、出発からは5時間半要したことになります。

 今日は昨日の大雨のあとの霧で見通しはゼロ。日照も無いため花も少し元気がなかったような気がしますが、
それでもこれだけ沢山の花に巡り会えて、参加者 全員大満足の一日でした。リーダーのクーさん、ありがとうございました。

文:漫歩計 写真:クー、漫歩計