奈良山友会 山行の記録

木曽
南木曾岳

2002年3月16日・17日

<メンバー>
山遊亭軟弱、山の家、山歩、porori

<コース・コースタイム>
  登り:登山口から頂上まで4時間(喉の滝経由コース)
  降り:小屋から登山口まで3時間(麻利支天経由コース)


南木曾岳に行ってきました。
 南木曾岳は、深い木曽谷を造る山の一つです。
国道19号を中津川より塩尻に向かい、40分程走ると 256号が右より入ってきます。
それを右へ、妻籠宿を目指します。256号を10分程走ると左に南木曾岳キャンプ場を示す看板が案内してくれます。
キャン プ場の入り口にはトイレ付きの広場有り。ここで今夜のテントを張ります。(奈良から4時間)

登山口のキャンプ場
 
明けて、7時頃ゆっくり起き朝食を済まして登山口に移動。(この道が2週間前は雪で一杯だったそうです。)
車で登山口の駐車場に入ると他に無し。本日は 我々4人だけのようです。

自然観察園を通り、男滝及び女滝を見て林道に合流。少しこれを歩くと左手に登山口を示す道標有り。登山道に入ると静かな明るい道でした。
耳を澄ますと、 せせらぎの音が前方より導いてくれます。
 
歩き始めて1時間程、湧き水の有る所で最初の一本。この時点でもはやTシャツ姿。いい天気です。
真っ青では有りませんが晴れた空に無風。まだ雪は踏みま せんがいたる処に雪の塊。

 充分しゃべり込んでやっと出発。残り3時間程。道に雪が残るようになって来て、やっと雪山に来た実感がします。
今年は、やはり温かいようで南向きは雪が 浅く、北向きはかなり深く残っています。
底が抜けているようで、いたる所で膝を越える落ち込みです。出した一歩が抜けて、膝を抜こうと出した次の一歩が又 抜ける。
ああー!!誰か助けて。。手をついてもその手が手形のまま抜けて行くのです。

先頭を交替し、これを繰り返し残りわずか、もうそこに空が見えて来ました。
頂上間近、その頃には辺りは真っ白な世界になって斜面を直登します。
する と、木々に遮られ展望の無い頂上に突然出ます。綺麗な看板が立っています。南木曾岳1,676m。

 
中央アルプスをバックに


 ここは記念撮影だけですぐ出発。すこし行くと左に御岳の展望が良い場所に。ここで御岳を堪能して、次に向かいます。
この辺りから小屋に向いて方向がなか なか定まらない。広い頂上部は目印の乏しい危険な場所です。
吹雪けば一番危険な頂上です。わずかな距離に小屋が在るのに・・・。探るように小屋を見つけて ホット一安心。
これは、トイレ付きの20畳ぐらいの綺麗な小屋です。テント持参ですが、その夜は小屋に泊まりました。

休憩、行動食を使い、外に展望を楽しみに出ました。すると何とこの場所が、実に中央アルプスの良く見える絶好の処で在りました。
ちょうど扇の要のような 処で、ひろげた扇それが中央アルプスそのもの。
雪の中に浮島の如く表面を出した岩の上に、ゴロンと横になってアルプスを見ていました。実に気持ちの良い時 間でした。

 
神々しい木曽御岳                 木曾駒と空木岳の展望

小屋に戻り今夜の水を作ります。軒先の雪を袋に詰めて小屋の中に入り、コッヘルで炊いて、その間に美味い酒とお話。
水が出来れば今夜の鍋へ。献立に肉は 重く腐り易いので薄アゲを使いました。食担のアイデアでこれは良かったです。
早い時間から飲んで居たので6時には、もう充分酔って寒くなったので寝てしま いました。冬の夜空は最高。

翌朝、5時起床。寒。朝食を済ませ、出発の用意。アイゼンを履いて、下山(摩利支天経由)。もう一度展望台へ。
朝焼けの中央アルプスを観て。この道はト レースが殆ど無く、展望台から出るなりイキナリ道に迷う。

もう一つの避難小屋を右手に見て斜面を登ります(コースを示す道標有り。一部夏道が出ていまし た。)
登り直した斜面の突き当たりが摩利支天展望台。
道は手前を左に直角に曲がり小さな斜面を下り樹林帯に入っていきます。この辺りも昨日同様目印に乏し く吹雪くと危険な場所でした。
この降りはなんと急斜面なんだ、真冬に、この降りは止めようと思いました。この山は1,300mぐらいから傾斜がきつくなって います。
雪の多い時季は昨日のコース(喉の滝を通るコース)をピストンするのが常道と思いました。

 そうこうする内に登りの道に合流し、直に林道へ出て小橋に差し掛かります。
清流でアイゼン、スパッツそして顔を綺麗に洗えば、今回の登山も終わりまし た。帰りに昼神温泉に入浴。

文:山の家 写真:山の家、porori、山遊亭軟弱