奈良山友会 山行の記録

金剛山 花ものがたり

2001 年5月16日
参加者6人

ようこそ!!すみれ薫る花園へ!
 ご案内いたしましょう。夢のお花畑へ!
 鳥の声に耳を傾け、お花達と少しお話してみませんか?
 すてきな花時間を過ごしてみませんか?

 
 小さな春を告げるすみれの花はいつもおしゃべり好き、一年ぶりの春風さんとおしゃべりに夢中です。
コンペイトーの様な可愛いお花はニシキゴロモ、すみれと大の仲良しさん。
ちょっとこわい存在のまむし草がニョキッと顔をあげて少しニラミをきかしていますよ。

 冴えた紫のラショウモンカズラ、れんげ色のジロボウエンゴサクも私たちの季節とばかり嬉しげです。
白い糸で編んだ繊細なユキザサ、まるで白い花火です。
 妖精のベルの形のちごゆりは風に揺れて、ほら!ベルの音が聞こえます。

 足元少しすべります。一生懸命咲いている花 達を傷つけな いで下さいね。
こんなに小さくても今が精一杯の短い命なのです。

香る風にまだ幼い葉がそよいで輝くような緑で す。
オレンジやピンクのつつじがあるべきところに色を添えてパステルカラーの森の中、春色の風が通ります。

 黄色い斜面は風とたわむれるキジムシロ、一段と艶やかな黄色でやまぶき草がやさしく微笑んでいます。お姉さんの様に。
 
ニリンソウです。
木かげの白いキューピットはニリン草、気の向くままにゆれてハミングしています。

ヤマシャクヤクです。

 クィーンのような山しゃくやくはまぁ?るいお顔をほころばせ、ほんのり頬を染めて優雅です。
笹ゆりももう出番を待っています。

 
あら!葉っぱのかげでかくれんぼしているの?なるこゆりさん。
つつじと新緑のパステルカラーはまだまだ続きます。

クリンソウです。

小さな沢沿いの斜面は天国のようなクリン草のお花畑。
鮮やかなワイン色の花を四方につけて咲き競いここはワイン色の苑になりました。
さんさんと降り注ぐ太陽によく似合う花です。

ふたりしずかは双子のお花、
“私たちもうすぐ咲くのね” “そうよ もう少しよ…”
葉っぱの上に花を咲かせる花いかだ、とても風流な名前でしょ。
見過ごしそうな葉のかげでひっそりとホタルカズラが咲いています。
クルクル動く猫の目のような陽気な猫の目草。

ヤマツツジです。

ウコンウツギもこぼれんばかりに咲いて目を移せば対面の葛城山は燃えるようなつつじ一色。全山火の山です。

 花のささやき聞こえましたか?楽しんでいた だけました か?
 花時間もそろそろ終わりになりました。
 お花達のささやき、鳥の声、樹の香り、こぼれる陽、風・・・
 ここは地上の楽園です。また、お越しください。
 この花が終わったら次の花まで、風の日も雪の日もずっとずっと耐えています。
 こんなに小さい体で。だから来年もきっとお会いしましょう!
 おまちしています。ここで…

   花案内人 山遊亭ぽろり (写真:円の亡者)