大普賢岳

【山域】大峰

【山行日】2001年5月27日(日) 前夜和佐又でテント泊

【メンバー】山岳会10名

【天候】雨のち曇り

【コースタイム】
和佐又小屋前6:25 7:20笙の窟7:30 石の鼻7:50 8:45大普賢岳山頂9:00 国見山10:15
10:40七曜岳10:55 12:00無双洞12:35 14:20和佐又山14:30 14:45和佐又小屋前


(シャクナゲ)


(シロヤシオ)

何時頃でしょうか?雨音が聞こえ、気分は一気にブルーに。
思い余って起きだすと案の定、雨が降っているではありませんか?

それでもこのメンバーでは予定どおり決行するだろうと考え、早速朝食を取りました。

リーダーからはやはり山頂ピストンだけでもするとのことで、雨具を着て準備を整え隊 列を組んで出発しました。
サブリーダーの指名を受けた私は、今日は先頭を歩きます。

先週このコースを歩いたので、今日はシャクナゲが綺麗に咲いていることは予想できま すが何分にも雨。
つい沈みがちになりますが、足元にはユキザサの白い花が咲き、
上からはシロヤシオの花が咲いていて、これは綺麗なピンク色の花を見るための前奏曲なのだと思う私です。


(イワカガミ)

アカヤシオの時期はもう終わっていて、今はシロヤシオと会の先輩が教えてくれます。
ガヤガヤ話す仲間に「おい、そこヤカマシヨ」とギャグをカマシつつ進むと笙の窟。
新緑が雨にぬれてひときはグリーンの色が綺麗に見え、我々をグリーン色に染めます。
すかさず後ろから「円ちゃんの顔、まるでニガウリ色や」と。依りによってグリーンを例えてニガウリ色とは?
俺はゴーヤチャンプルか?(▼▼〆)

石の鼻への急な階段の間に見える可憐なイワカガミも少し時期が早いのかあまり咲いて はいません。
でもちょっとですが見れて感激。さて、この辺りから石楠花が我々の前に見事な姿で顔を表すと石の鼻。
展望はあまり良くなく、大普賢山頂もココからは雨雲の中でした。


濡れている階段やハシゴに注意しながら進むとまもなく大普賢山頂。
皆で集合写真を撮ろうとすると、メンバーから「何か、この山名板にメモとお菓子が架かってるよ」の声。
そうです、今朝6時過ぎにココを通過した私のネットの友人のTさんとKさんが、
私宛てに置手紙と饅頭を置いておいてくれたのでした。
この分だと「無双洞の沢に冷えたビールが浸かってるんじゃないの?」とメンバーの声。そうだったらウレシイな〜


(弥山へ続く奥駈道)

ありがたく頂いているとやがて雲が飛び、雨も上がって360度の展望が広がってきた ではありませんか?
当然山頂ピストンの予定を当初計画の通り縦走に変えて、国見岳に向かって出発することにしました。
山頂から急坂を下るとなんと、そこは前にも増して満開の石楠花のトンネルで、
「ウワー、素晴らしいワ」「感激やわ〜」 の声が後ろから聞こえました。
行く手には弥山が大きく広がりその左には釈迦ヶ岳まで望めました。


(弥山)

趣のある苔むした奥駈を進み、危険な個所は鎖を持って進むとやがて国見岳山頂。
黒い木々の幹の色、そしてグリーンの葉の色、
所々に見えるピンクの石楠花の奥には先ほど登ってきたユニークな形の大普賢岳が。
ここまで来ると誰もが、雨でも来て良かったと感じるのでした。

私の大好きな七曜岳山頂まで来るとガスもほとんどなくなり、大峰の山懐に抱かれてい るのを実感できます。
休んでいると後ろから見覚えのある単独の登山者が。
そうです。私の掲示板でもおなじみのDさんでした。
なんと今朝、大峰大橋を出発して行者還トンネル西口まで歩くとのことでした。しかしこの人、ナンボほど元気なの?


(大普賢を望む)

「おーっと」という、ズルっと足が滑って尻餅を付く声が幾度も聞こえ、
膝にこたえる急坂を延々下るとやっと無双洞。
今朝からの雨のためか水量も多い沢を越えると一面ニリンソウの群落があります。
今度はまた急坂を登り返すと底無し井戸。もちろん内緒で石を投げ入れ深さを確認する私(ーー;)


(フタリシズカ)


(底無し井戸)

大きなブナやヒメシャラの林をゆっくり歩くと和佐又からの道に出ましたが、
もちろんそのまま下らずに和佐又山へ登ることに。
なんとあちこちにシロヤシオの花が見られ山頂で記念撮影をしていると、
背後にサラサドウダンの可憐な花房が垂れ下がっているではありませんか?


(サラサドウダン)

優雅な石楠花で始り、最後は控えめで清楚なサラサドウダンで終わる。メンバーは皆満 足な表情でした。