奈良山友会 山行の記録

比良山系
蓬莱山


2000年7月16日 晴

<コース・コースタイム>
平から登り、湖西線志賀駅に下りる
平 9:25 − アラキ峠 10:05権現山 10:35ホッケ 山 11:1011:40 小女郎池 11:55
12:20 蓬莱山
(1,74.3m) 13:0513:20 ゴンドラ山頂駅 13:4515:45 JR志賀 駅

8時30分に降り立ったJR湖西線堅田駅は登山者でいっぱい。比良の山の人気が伺われます。
坊村方面ゆきのバスは8時44分発とのことで、駐車中のバスは臨時のようですがもちろん座席は満杯、そしてすぐに出発。
入れ替わりに入ってきた定期バスも立ち客を乗せての出発でした。
退屈な花折トンネルへのバスと思っていると、
車窓からは路肩に綺麗なアジサイの花があったり、山肌には淡いピンク色の花が咲くネムの木が見え、
あっという間に登山口のある平バス停に到着しました。


登山口

準備運動をして出発。バスで来た国道を少しバックして登山道 に入ると直ぐに、杉林のなかを歩くことになり風が通らないので暑いのなんの。
体中から一気に汗が噴出します。普段あまり水分の取らない私は、たった750mlの水しかもって来ていません。
天気予報も降水確率50%とのことなのですが、木々の間から見える空は全くの晴れみたいなのでこれから先、水が心配になりました。


アラキ峠では中年の方2人が休憩中。
「ここはいい風が通り快適ですよ」の言葉に立ち止まると、なるほど西からの風が心地よく、尾根歩きになるとイイ風吹くみたいです。
あとは太陽が雲の中に隠れるのを願うのですが、どうやら今日の予報は外れ。炎天下の尾根歩きとなりそうです。
背の高さのササ道を進むと琵琶湖や比叡山方面の展望のいい権現山山頂。ここも陽を避けて木陰で休憩していると背にはクロモジの木がありました。
木陰でじっとしていると涼しくて気持ちいいのですが、一旦出ると暑くて首筋や腕がジリジリと焼けてゆきます。
もう湖面を走るボートの白い航跡や琵琶湖大橋などの下界の展望どころではなくなり、
わずかに見えてきた蓬莱山頂のリフトの建物が早く近づくのを願うのみに なりました。


権現山付近から蓬莱山頂を見る

なだらかなホッケ山頂は木陰がなくて休憩もそこそこに、直ぐ 出発。
右下からはガスが蓬莱山めがけて登ってゆきます。振り返るっと比叡山の山頂もガスの中でした。

小女郎池はいかにも伝説がありそうな池ですが周りには背の高 い樹木もなく、この炎天下ではそれも薄れて見えたのはわたしだけでしょうか?
後方からの直射日光に絶えながら気力のみで最後の急登を終えると、やっとリフトの建物が作る涼しそうな日陰が待ち構えている蓬莱山頂。
シートを敷いてどっかと腰掛けると辺りはトンボだらけ、帽子を一振りするだけで数匹は捕まえられそうなくらいです。


小女郎池

傍らのスキーリフトには暑さを避けてか、下界からの観光客が こちらへ登ってきます。
このスキー場へは冬に数回きましたがこの時期にここでお弁当を食べるとは想像もしませんでした。
体から暑さが引き、周囲を観察する余裕が出てくると左手に長い南西稜を従えた武奈ガ岳を確認。
あの山頂でもさぞかし汗を拭きながら、多くの登山者が休憩していることでしょう。



山頂から武奈ガ岳を見る

大休止のあとゴンドラ山頂駅に向かいましたが、ここでも良く 冷えたビールに誘われまたもや大休止。
前方の虚空では赤いハングライダーがフワフワと琵琶湖を背景に漂っています。
突然方向転換をして我々の方に近づくと手を振ってくれています。「オーイ、そちらは涼しい???」


このティシュみたいな花は何?


これからは下界目指して一気に下ります。もちろん高度を下げ るにしたがって暑さも増してきます。
志賀駅はご存知の通り琵琶湖の湖畔近くにあり、このまま琵琶湖の冷たい水の中に飛び込みたい気持ちになります。
今度この時期ここに来る機会があれば絶対水着を持参することと記憶にとどめておくことにしましょう。


文・写真:円の亡者